238 鎖鉄球の威力
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「はあ、すげえ恐ろしい感触がしてきたぜ」
「ああ、俺もだ」
見聞の能力を持つ大野や関根は胸騒ぎと共に恐ろしい気配を感じるのだった。
「つまり、ヴィクトリア女帝が占領し、統治している区域に突入したという事であろう」
「ここが・・・!!」
かよ子は目的地に辿り着いたと察した。
(私の杖はこの町にある・・・。何が何でも取り返す!!)
かよ子はアルフレートが持っていた短刀を見る。その短刀は杖を取り返す為の手がかりになるかもしれないと思い持ち続けていた。
「山田かよ子」
かよ子は石松に呼ばれた。
「え?」
「前に名古屋の地で重信房子が最上位の道具・剣を使用できていたのを覚えておるか?」
「あ、うん・・・」
赤軍の長と遭遇した日。それはクリスマス・イブであり、合唱コンクールに臨んだ日でもあり、名古屋でさりの護符が狙われた日でもあった。
「奴等はその杖の能力をその短刀に分け与えた可能性があるかもしれん。他にも似たような道具があるかもしれぬ事を頭に入れておけ」
「そうだね・・・。これ、私に使えるかな?」
「解らぬ。だが、試してみても良いかもしれぬな。それが戦いに役立てるならば杖を取り返すまで使えばよい」
「うん!」
「あ、皆見て!」
のり子の人形が指を差す。
「あの巨大な建物。きっとあれがヴィクトリア女帝の家よ!」
かよ子はその場に巨大な城があるのを確認した。
「あれがヴィクトリア女帝の屋敷!」
かよ子はそこに杖があると確信した。
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