第六十九話 恋愛について考えだしてその十一
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「まだましです、これは忠告なので」
「お前は嫌われているって」
「そして嫌いと言うことも」
「それを言うということは」
「それをなおせという忠告ですね」
「そうですね、言われてみれば」
咲もそうなるとわかった。
「確かに」
「ですが本当に嫌われていますと」
「言うこともないですね」
「どういう事情でその人と付き合ってるか知りませんが」
それはそれぞれだというのだ、たまたまその嫌われ者の家族に何かある輩であったり資産家であったりだ。
「しかし内心ではです」
「嫌われていて」
「忠告さえしないまでに」
「そういうことですか」
「普通に誰からも無視されることも」
そうなることもというのだ。
「有り得ます」
「そういうことですか」
「自分しかない、これは漢字で書きますと」
速水は今度はそちらの話をした。
「己の心、即ちです」
「忌む、ですね」
「そうした人こそ徹底的に嫌われ」
「忌み嫌われるということですね」
「そうです、普通に嫌われる人もいます」
そうした人物もというのだ。
「性格や役職の関係で」
「そうなりますか」
「ですが自分しかないならです」
「忌み嫌われますか」
「今の野党や運動家に多いでしょうか、学校の先生にも」
その様な立場の者達にというのだ。
「特に目につくのは白い服の黒髪のショートヘアの女性議員さんですね」
「ああ、あの人はそうですね」
咲はそれが誰かわかってすぐに頷いた。
「確かに」
「それがよくわかりますね」
「はい、どう見ても思いやりがなくて」
「自分だけですね」
「物凄く」
「あの人の頭は常にです」
「自分しかないですね」
咲はまた言った。
「もうそれが見てよくわかります」
「あの人を嫌いな人は多いですね」
「ネットでいつも叩かれてますね」
「そうなる理由はです」
「自分しかないからですね」
「まさに、自己中心的どころか」
それに収まらずというのだ。
「自分しかないので」
「嫌われるんですね」
「だからあそこまで他人への配慮がなく」
そうした性格でというのだ。
「自分に甘く他人に厳しい」
「そうした人になるんですね」
「そうです、どうもあの政党にはそうした人が多いですが」
「嫌われる人がですね」
「女性にも多いですが」
「男の人もですね」
「元総理も同じです」
その政党に所属しているというのだ。
「東京が選挙区の」
「あの人もそうですね」
「小山さんも思われますね」
「はい」
まさにとだ、咲も答えた。
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