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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
折れた包丁!?研ぎ師メルクとメルクの星屑
第95話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!前編
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けです!リアスさんじゃありません!」
「何でお前は怒ってるんだよ……」


 ルフェイが何故か怒り始めたので適当にいなしつつミリキャス君に再び声をかけた。


「ミリキャス君、俺は別にリアスさんの師匠じゃない。彼女は大事な友人なんだ。そんな彼女の甥である君にそんなかしこまった態度を取られたら困ってしまうよ」
「そうなんですか……?」
「ああ、自然体で接してほしい。俺の事はイッセーって呼んでくれ」
「……分かりました。なら僕の事もミリキャスって呼んでください、イッセー様」
「分かった。よろしくな、ミリキャス」


 俺はそう言って彼と握手をした。


「ふふっ、イッセーは小さい子にモテモテね」
「そんなつもりはないんですけどね……」


 微笑ましい物を見る目のリアスさんに俺は頬をかきながらそう答えた。


 それからグレモリー家の中を案内してもらっているが……高そうなものばかりだな。壊したらいくらするんだろうか。


『仮に弁償する事になってもお前なら普通に払えるんじゃないのか?』
「そりゃそうだけど態々壊す必要もないだろう」


 ドライグの問いに俺はそう答える。


「というかお前本当にどうしたんだ?今日はやたら声をかけてくるな」
『最近出番が少なかったからな』
「メタい発言は止めろ」
「……帰ってきたのですね、リアス」


 すると奥から誰かが現れてリアスさんに声をかけた。それは亜麻色の髪をしたリアスさんによく似た女性だった。綺麗だなぁ、リアスさんのお姉さんかな?


「お母様……」
「えっ……」


 俺はリアスさんの呟いた言葉を聞いて声を出しそうになるが、悪魔はいずれ年齢をコントロールできるようになるという事を思い出して抑えた。


(すっげぇな、グルメ細胞でもあんなに若々しくはなれないんじゃないか?)
『どうだろうな、俺達が出会った事が無いだけで若返りに特化した人物もいるんじゃないか?なにせ老人なのに強すぎる奴ばかりだからな、グルメ界は』
(……そう考えると俺の周りにいるおじいちゃんやおばあちゃんって凄い人ばっかりだな)


 自分の周りにいるご老人たちの凄すぎる実力を再確認しながら俺はリアスさんの母親に視線を向けた。


「貴方が赤龍帝の子ね。初めまして、私はヴェネラナ・グレモリー。リアスの母よ。よろしくね、兵藤一誠さん」
「ええ、こちらこそよろしくお願いします」


 俺は妖艶にほほ笑む彼女にそう返した。さて、一体どうなるのかな……


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