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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
折れた包丁!?研ぎ師メルクとメルクの星屑
第95話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!前編
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何故か目を丸くしていた。何でだろうな?


「リアス姉さま、お帰りなさい!」


 するとリアスさんに目掛けて小さな男の子がジャンプして抱き着いた。


「ミリキャス!大きくなったわね」


 リアスさんはその男の子を抱きしめると頭を撫でた。もしかして弟さんかな?


「リアスさん、その子は弟さんですか?」
「ふふっ、違うわよイッセー。この子はミリキャス・グレモリー。お兄様の息子よ」
「えっ……サーゼクスさんのですか?」


 俺はサーゼクスさんの息子だと聞いて驚いた。でもよく見ると微かに面影があるし才能も凄そうだ。


「でも名字が違いますよね?」
「魔王の名は継承した本人しか名乗れないの。お兄様は本来サーゼクス・グレモリーという名だからおかしくないわ」
「ああ、そう言う事ですか」


 名字が違う理由を知って俺はホッとした。何か複雑な家庭事情でもあるのかと思ってしまったぜ。


「じゃあリアスさんは伯母ってことですね」
「……そうだけど伯母は止めて頂戴。私はまだ20にもなってないのよ」
「す、すみません……」


 何気なく言ってしまったがリアスさんの怒気に押されて怯えてしまった……さっきもだけど口には気を付けないとな……


「リアス姉さま、この人はもしかして赤龍帝様ですか?」
「ええ、そうよ。彼は私の友人である兵藤一誠さん、ミリキャスも挨拶しなさい」
「はい!赤龍帝様、初めまして!僕はミリキャス・グレモリーです!」
「ご丁寧にありがとう、俺は兵藤一誠だ。イッセーと呼んでくれ」
「分かりました、赤龍帝様!」


 自己紹介をするが随分と礼儀正しい子だな。流石は貴族の子だ。


『お前ももう少しは礼儀正しくするべきじゃないか?まずは食事でがっつくところから抑えた方が良いぞ』
「今日は何かうるさいな、親父かよお前は……」


 今日はやたら声をかけてくるドライグにそう言いつつ、俺はミリキャス君に声をかけた。


「ミリキャス君は礼儀正しいね。俺なんかとはえらい違いだ」
「ほ、褒めてくださりありがとうございます!赤龍帝様にそう言って貰えて嬉しいです!」
「……なんか偉く俺に対して好感度が高くないか?もっと砕けた話し方で良いんだぞ?」
「そ、そんなことはできません!お父様が言っていました、赤龍帝様はリアス姉さまの師匠でお姉さまがレーティングゲームで勝てたのも貴方が鍛えてくれたからだって。そんな人に馴れ馴れしくなんてできません……」


 サ、サーゼクスさん……息子に何を言ってるんですか。この子真面目だから本気で俺をリアスさんの師匠か何かだと思ってるみたいだな。俺としてはちょっと鍛えてやったくらいなんだけど……


「師匠の弟子は私だ
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