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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
折れた包丁!?研ぎ師メルクとメルクの星屑
第95話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!前編
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?」


 俺は初めてきた冥界の風景を楽しんでいた。こりゃ冥界の名物料理も食べられるかもしれないな。


『お前はそればっかりだな……』
「当たり前だろう、ドライグ。見知らぬ土地に来たらまずは食事だぜ!」
『観光はしないのか……』
「まずは食う事だ、それが俺のポリシーだからな!」


 俺はドライグにそう言うと窓を開けて冥界の空気を肌で感じた。人間界と比べるとぬるっとしてるけど熱すぎず冷たすぎない丁度良い感じの温度を感じた。


 やっぱ未知の土地っていいなぁ、冒険してるって感じがするぜ!


「待ってろよ、冥界!俺が名物料理を食いつくしてやるぜ!」
「いや目的は私の実家に行く事だからね!?」


 はしゃぐ俺にリアスさんがツッコミを入れた。


―――――――――

――――――

―――


『お帰りなさいませ、リアスお嬢様!』


 グレモリー領の駅で列車を降りてホームに行くと沢山の人に迎え入れられた。どうやらリアスさんを待っていたらしいな。


 祝砲や花火まで打ってる辺り相当慕われているな、こりゃ。ギャスパーだけ騒音に驚いて俺の背中に飛び乗ってきた。


「ありがとう、皆。そしてただいま」


 リアスさんは慣れた様子でそう言うと再び歓声が沸き上がった。俺はそんな様子を見てボソッと呟いた。


「リアスさんって本当にお嬢様だったんですね。サバイバルに慣れまくって最近じゃ野〇ソまでしたから忘れていました……あっ、やべっ!」
「ちょっ……失礼ね、貴方!?」


 俺は小声だったからリアスさん以外には聞こえなかったようだが、勿論リアスさんは聞こえたので俺に突っ込んだ。だが突然俺にツッコミを入れた事で困惑したメイドや執事の目に気が付いて彼女は顔を赤くしてしまった。


 失言してすみませんでした……


 因みにアザゼルさんはサーゼクスさんがいる魔王領に向かうようなのでここで一旦別れる事になった。後リアスさんの珍しい姿を見た民衆は「うおおおおおっ!リアスお嬢様ああああっ!!」と何故か喜んでいた。


 その後グレイフィアさんに挨拶をされて彼女が用意した豪華な馬車に乗った俺達は、お城のような建物に連れてこられた。


「あれがご実家ですか?」
「そうよ、驚いたかしら?」
「まあそうですね」
「……なによ、リアクションが小さいわね」
「いや、俺のお菓子の家もあのくらい大きくしたいなって思って」
「あら、素敵じゃない。私も住んでみたいわね、お菓子のお城」
(お菓子のお城?赤龍帝様は案外子供じみた感性を持っておられるのか?)
(お嬢様、可愛いですわ……)


 俺とリアスさんのやり取りを見ていたメイドさんや執事の人たちは
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