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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
折れた包丁!?研ぎ師メルクとメルクの星屑
第95話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!前編
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うだ。俺の目的はお前らの引率とグルメ界の調査とグルメ界の猛獣に対抗できる兵器の開発、後は個人的な趣味だ。あとオカルト研究部の顧問にもなるからよろしくな。今日はサーゼクスに呼ばれたから来たんだ」
どうやらアザゼルさんは俺達に同行するためにここにいたらしい。
「でもお仕事はいいんですか、貴方は総督でしょう?」
「大丈夫だ。シェムハザやバラキエルに任せてきたからな。余程の事が無ければ俺がいなくても何とかなるだろう」
「お父様……」
そう言って笑うアザゼルさんに俺と朱乃は呆れた顔を見せた。お義父さん、大丈夫かな……
「まあアザゼルならいいでしょう、早く冥界に行きましょう」
リアスさんがそう言ったので俺達はエレベーターを使って悪魔専用のホームまで下りた。うわっ、広いな。
『流石にグルメタウンの駅と比べれば小さくないな?』
「あれはあの町がおかしいから……」
グルメタウンと比べればそりゃあねぇ……
その後俺達は入国手続きをしてグレモリー家が所有する列車に乗って冥界に向かっている。1時間はかかるようなのでその間は駅弁でも食べておこう。
「んぐんぐ……ミノタウロスの牛タン弁当、中々良い味付けだな。歯ごたえもいいし肉厚だ」
「コカトリスのから揚げ弁当もいいですね。とてもジューシィーです」
「貴方たちは相変わらずね」
「前も見たけど本当によく食うんだな……というか教会組って確かグルメ細胞持っていないんだよな?なんであんなに食えるんだ?」
「私にも分からないわよ……」
既に山のように積まれた駅弁の箱を見てリアスさんが苦笑をしていた。前までなら俺と小猫ちゃん、ゼノヴィア、イリナが良く食べていたが、今では朱乃と祐斗もけっこう食べている。
ルフェイもグルメ細胞持ちなんだが口が小さいからチビチビと駅弁を食べている。量は多いんだけどな。
そしてその光景を見慣れていないアザゼルさんは目を丸くしていた。
「そうだ、アーシアにはこれを渡しておくわね」
「ペンダントですか?」
「ええ、そのペンダントはアザゼルが作った冥界の瘴気から体を守る効果がある石で作られているの」
「俺の自信作だ。まあイッセーや教会組は必要ないだろう、そんな軟な身体じゃないだろうしな」
「まあな」
俺はグルメ細胞があるし、ゼノヴィアとイリナが着ているハレンチスー……いや教会の服は冥界の瘴気を防ぐ効果もあるらしいからな。
その後しばらくは皆と談笑をしていたんだけど、どうやら次元の壁を超えたらしく外は紫色の空が広がっていた。
「これが冥界か、来たのは初めてだけど空が紫色なんだな。でも木や川といった自然も生えてるしどういう生態なんだ
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