暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
折れた包丁!?研ぎ師メルクとメルクの星屑
第95話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!前編
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行くか」
「そうだな、イッセーがいないならナンパでもするとしよう」
「あっ、なら私も連れてってよ」
「えっ、桐生もか?別にいいけどよ」
「他に行く人はいないのか?」
「いるけどアンタたちが無様にナンパに失敗して落ち込む姿を拝みたいから付いていくのよ」
『最低だ、コイツ!?』
3人のコントを眺めながら俺は次に修行に行く場所はどこにするかを考えていた。
―――――――――
――――――
―――
「……えっ?実家に来てほしい?」
「そうなのよ」
その日の晩、俺はオカルト研究部のメンバー、教会組、ルフェイとテリーを含めた大所帯で夕食を食べている所にリアスさんがそう言ってきたので驚いた。
因みに夕食は大盛りのサンドイッチだ。スタンダードな卵やハムとレタス、ジューシィなトンカツを贅沢に挟んだモノ、ローストビーフと玉ねぎをたっぷり挟んだモノ、香ばしく焼いたベーコンをマスタードで挟んだモノ、サーモンとクリームチーズのモノ、チーズをたっぷり使ったモノ、フルーツやクリームたっぷりのモノなどバリエーション豊かなラインナップだ。
「でも何で俺が呼ばれたんですか?」
「私がお世話になってる人と話がしたいそうなの。それにどの道一回は実家に帰って来いって話が出ていたから丁度いいかなって」
どうもリアスさんの親が俺に会いたがっているらしいな。そういえばリアスさんのお父さんには会ったがお母さんには会ったことがない。
「でもなんか嫌そうですね」
「まあね……」
「部長は今お母さんと絶賛ケンカ中ですからね……」
「ああそっか、ライザー・フェニックスとの結婚の話を早めたのは確か……」
「部長のお母さんだね。あれ以来二人の仲はギスギスしているんだ」
俺はリアスさんが実家に帰るのを嫌がってるように見えたのでそう聞くと、小猫ちゃんと祐斗が二人が喧嘩中だと教えてくれた。
そういえば前にそんな話がぽろっと出てたな、色々あって忘れていたぜ。
「まあ俺は全然かまわないんですけど、いつ行きますか?」
「夏休みが始まった初日でいいかしら?あまり時間は駆けたくないしね」
「分かりました」
こうして俺達は悪魔の故郷、冥界に行く事になったのだった。
―――――――――
――――――
―――
そして夏休みが始まり俺達は冥界に向かう事になったのだが……
「なんで駅に来てるんですか、俺達」
そう、俺達がいるのは駒王町にある最寄りの駅だった。こんなところに冥界への入り口があるっていうのか?
「ここの地下には悪魔専用のホームがあってそこから冥界に列車に乗って向かうの。普段は魔法陣で行き来してるの
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