L6話 Demon【魔王子】
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合が悪くなったら私をヤリ捨てて何処かへ自由気ままに旅立ってしまう???ほんと、最低の男ですわ!!』
『……盛りすぎだ。』
俺があたかも倫理観のぶっ飛んだ頭のおかしい神に見られるデマを言うので、コレは訂正したい。
実際事実なのはドSであることと勝負を楽しんでいることくらい。それ以外は全部彼女の妄想だということを理解してほしい。
『そして今現在も???貴方は【あの子】の体に傷をつけた。全く…どれだけ私を怒らせれば気が済むのかしら。』
『……ったく、それは成り行きでああなったんだから仕方ねぇだろ。』
『次あの子を殺すようなことがあれば……ふふっ、お覚悟を♪』
『俺と戦おうって言うのか?』
『ご想像にお任せするずら♪』
『思い出したかのように方言使いあがって……』
9人の人格が統合した存在ゆえに喜怒哀楽がコロコロと変わる。正直俺が1番苦手なヤツと言っても過言じゃない……無論、彼女にとっても俺は1番腹が立つ存在だろうが。
さて……そろそろ時間だ。
『最後に忠告しておくわ???私の可愛い子供たちを傷つけないで。』
『はいはい。』
『聞いてるの?もし破ったら……わかってるよね?』
『うーん。』
『死んじゃえばいいのに……じゃ、また会いましょ。』
そう言って彼女はどこかへ転移してしまう???俺は元の人間の状態へと戻る。
「死ぬ、か…..やなこった。」
????※????
「はぁ…はぁ…はぁ…」
街中を体操着で駆けるかのん。今絶賛千砂都によるレッスン中である。そしてそんな彼女の横を猛烈なスピードで横切る陰……そう、速人だ。
「速人くん!」
「俺もちょーっと鍛えなきゃいけねぇんでな。ちなみにこれで20週目な。」
「まだ3分くらいしか経ってないけど…」
「じゃお先!」
そう言って速人はかのんを抜き去って、彼方へと飛んでいく???一方。
「あぁ…はぁ……」
「えっ、可可ちゃん!?」
「まだまだ…デス……!」
ちなみに可可は未だ3週目……つまりかのんから2周遅れである。これは後先が思いやられる。
さて監督として3人を見ている千砂都の隣で、座禅を組み瞑想しているのは戻ってきた那由多???これは彼が1番苦手とする鍛錬だ。
「(心を鎮めて無にする……雑音を耳に入れるな。)」
何か瞑想の趣旨を間違っているような気もするが……
〜〜〜〜〜
「きょ、今日はこのへんでカンベンしてやるデス……く、苦しい…パタリ」
「可可ちゃん……まさかの体力ゼロ???」
「もう全然ダメじゃん!!なんでそれでアイドルやろうと思ったの!?」
「『キモチ』デス!!スクールアイドルで一番大
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