L6話 Demon【魔王子】
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お上手デスね〜!」
「「………」」
可可は嘘かと思うかもしれないが……幼馴染2人にはそれが嘘とは到底思えなかった。
「でも武器も何も持ってなかったよ…?」
「俺が恐れたのは武器じゃないさ、かのん。俺が恐れたのは底知れないオーラだ???普通のやつならすぐに跪いていたような圧倒的な威圧感……」
「「「……」」」ゴクッ
「それに武器なら背中に背負ってた。あの武器も相当ヤバい???鬼に金棒、龍が翼を得たようなもんだ。」
あまりの仰々しさに流石の千砂都も疑いの声をあげてしまう。
「そんなに強いの…?」
「俺が本気で怖がったのはこれで2人目だ??やっぱり生半可な気持ちじゃ戦えない。お前らを守れない。」
「速人くん……」
そこで千砂都は思いついたように手を叩く。
「そうかわかった!」
「ちぃちゃん?」
「その王様があの黄金の戦士なんじゃない?」
「確かに。でもなぁ……この前会った時は剣なんて持ってなかったし??」
「え、かのんちゃんたち黄金の戦士に出会ったの!?」
「うん??だから…」
かのんが話を紡ごうとすると可可が間に割って入る。
「違いマス!あの黄金の戦士はもっとスバラシイ……そう、天帝様です!」
「天帝様??神様ってこと?」
「ハイ。あの星のような輝きは天帝さま以外アリエマセン!!」
「「うーん……」」
3人が予想をしているが……速人にはその正体に目星はついていた。
????※????
さて今日の買い物を済ませたところで、俺 伊口才は自宅へと戻ってきた。
「さ、店番はオートメーションに任せてるし、ゲームでもする………ん?」
2階に上がると物凄くいい匂い。いわゆる心こもったご馳走の匂いがする。
ダイニングを見てみるとあら不思議、ホームパーティのような量のご馳走が置かれているではないか。
さらに台所側に行くと……置き手紙付きのカレー???それも高級食材ひしめく。このカレーを俺は知っている。
「『貴方のために作ったの?残さず食べてね?』???うわぁ……」
さてさてさて……まずこのカレーライスを素直に食べるわけにはいかない。食べれば間違いなく不都合なことが起きる???
「よし、これはどこかに捨ててしまおう!」
俺はカレーの入った皿を持って焼却炉へと向かおうと脚を動かそうとした????
「何……してるのかな?」
「!!!」
刹那、どこに隠れていたのか現れた女性???声からして、みかん色の髪にアホ毛の生えたあの女だ。俺はとんでもないスピードで振り返る。
後ろにいたのはあの高海千歌???当然「あの頃」とは違って、現実離れしたグラマラスボデ
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