L6話 Demon【魔王子】
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悟ある男の背中は一般よりも広く…大きく…強く見えた。
そんな男を……陰で見る者がいた。
「中川那由多に葉月穂か……雑魚だな。」
????※????
「一位!?!?」
千砂都の驚きが響く。
「ハイ。この近くのスクールアイドルが揃って行われるフェスで……」
「それが代々木スクールアイドルフェス?」
「その大会に出て結果を残すことで部の活動を認めるって。」
「うわー!いきなりのステージで結果を残せって……王様も無茶なことを???ドンマイ!」
「「まだ終わってない!!」」
「ごめんごめんw」
あたかも部の設立の計画が失敗に終わったかのような口調に、かのんと可可は全力で否定する???正確にはそういう願望。
ところでそんな話に一向に混ざらない速人……千砂都も困惑しながら、声をかける。
「で…速人くんどうしたの?」
「??????」
「速人くん!?」
「負けた……」
「負けた?」
「あ、いや??何でもない。」
我に帰った速人は早速、千砂都に相談をする。
「それで千砂都……少し頼みがある。」
「頼み?」
「さっきも言ったが、俺は仮面ライダーとしてスクールアイドルを守る役に就く。かのんと可可で作詞作曲衣装を作るわけだが…」
「私たち振り付けとかダンスとか全然知らないし、最近スクールアイドルのレベルってスゴいらしくて??もしよかったら!」
「モシよかったら!!」
「ダンスを教わりたい……って、2人が。」
かのんと可可の意思を察知した速人が2人よりも先に頼み事を言う。少し息を吐いた千砂都……すぐさま2人に向かって返事をする。
「わかった!ちぃちゃんの授業料は高いよ〜?」
「いいの!?」
「うん!私でよかったら是非!」
「これでダンスは百人力だー!」
交渉成立???というよりここまで速人は何ら問題なく未来が見えていた。彼にとってはただの通過儀礼、いわゆるフォーマルな頼み事の形態……面倒な話だ。
話はさておいて、千砂都は先ほどの速人の言葉の意味を聞いてくる。
「速人くん、さっき負けたって言ってたけどどういう意味?」
「え、速人くん負けたの!?誰に!?」
速人は常勝無敗が当たり前???彼女らとて負ける様子などほとんど見たことがなかった。故にその単語が出てくること自体が非日常であった。
幼馴染2人と可可が興味津々に聞く中、速人は思い口を開ける。
「あぁ……負けたよ。エルシャム王 小原魁に。」
「王様に???でも何もしてなかったデス。」
「?……気づかなかったのか?アイツが部屋に入ってきた時、一瞬でその部屋の温度が下がったんだぜ?」
「またまたハヤトさん冗談が
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