1章「新しい旅先」
2話「次の旅路へ」
[9/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
示されたラグラージは、<ハイドロポンプ>を2体のうち、右側のヘルガーへ放った。ハイドロポンプは、ヘルガーに向かっていくが、すぐさま躱した。
「ラグラージ、一気に突っ込め」
「ラージ」
次の指示で2体に突っ込んでいくラグラージ。
「かわらわりだ」
指示を受けるとラグラージの右手が光り出し上へと振り上げた。そして、先程のとは別の一体のヘルガーに対して、勢いよく腕を振り下げた。<かわらわり>は見事に命中し、そのままヘルガーは地面にめり込んだ。結果は、一撃で戦闘不能となり、目を回している。
「ガウ」
その光景を見ていたもう一体のヘルガーは、警戒心を強めて背後からラグラージへと飛びかかった。今度は、<かみつき>攻撃のようだ。その状況を見たヒョウリ。
「ラグラージ、後方!ワイドガード!」
すぐさま次の指示を出し、それに従うラグラージ。左腕をヘルガーに向けると、力込める。そして、<かみつき>をしてきたヘルガーの攻撃を防いだ。
「今だ、かわらわり!」
再度、ラグラージは<かわらわり>をヘルガーに対し攻撃、見事に命中し奥へ吹き飛ばした。
そのヘルガーも見事に、一撃で戦闘不能となった模様。
「さて、次は」
奥で戦っているリングマやヘルガーの群れに見る。
一方、サトシとピカチュウは、一体のリングマとバトルをしていた。
リングマは、ヒメグマから進化した(とうみんポケモン)で、タイプは(ノーマル)。
どんな匂いも嗅ぎ分ける嗅覚を持ち、深く埋まった食べ物も残らず見つけ出す程。
また、縄張りにある美味しい木の実や果物のある木に、自分の爪で傷跡をつけ、マーキングを付ける習性がある。
「ピカチュウ!でんこうせっか!」
「ピカ、ピカピカピカ」
サトシの指示を受けて、ピカチュウは体を瞬時に早く移動し、わざの名前の如く電光石火で動き、相手であるリングマに直接ぶつかり物理的ダメージを与える。
「グァ」
攻撃を受けたリングマは、声を出して体がよろける。
「よし。次は、10マンボルトだ!」
「ピィカァーチュー」
サトシのピカチュウの得意技である10マンボルトがリングマを襲う。一気に、強力な電撃を食らうリングマはついに両膝をついた。
「よし、続いてアイアン」
その時だ。リングマの真横の丘の草木から小さい何かが飛び出し、リングマに近づいたのだ。
「!」
「ピカ?!」
突然、現れた何かを見たサトシとピカチュウは、すぐにその正体が分かった。
「あれは、・・・ヒメグマ」
姿を見たサトシは、そう言葉に出す。かつて旅の中で、リングマと同じく見たことがあるポケモンだからだ。ヒメグマは、リングマの進化前で(こぐまポケモン)と言われているノーマルタイプのポケモン。
「ヒメヒメ」
サトシは、ヒメグマの様子を伺っていると、ピカチュウのダメージを受けた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ