暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
2話「次の旅路へ」
[8/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
で、正面のポケモンたちの相手をしますから。皆さんは、自分や他の客に近づいたポケモンの相手をお願いします」
「「「はい」」」
そして、運転手の指示のもと、乗客は一人ずつ降りていき、トレーナー達は自分のポケモンを出して陣を構えた。
サトシとヒョウリは、そこから前にいるヘルガーやリングマ達に向かっていった。
「サトシくん?準備はいいか?」
「はい、大丈夫です。それと、俺のことは、サトシでいいですよ」
「・・・OK。なら俺もヒョウリでいい、サトシ」
「ん?」
「君、年は11歳だと言ったな。俺は2個上だが、そんなに変わらん。それと、敬語を余り使われると、ちょっとむず痒い」
「よし、分かった。いくぜヒョウリ」
「あぁ。相手は、リングマ7体、ヘルガー8体。うち、こちらに向かっているのが1体と2体だ。俺は、ヘルガー2体を相手にする。サトシは、リングマ1体を頼む」
「わかった。いくぞ、ピカチュウ」
「ピカ!」
ピカチュウは、サトシの肩から降りて、前に飛び出しリングマに向かって行った。
「さてと」
ヒョウリは、サトシ達から目の前にいるヘルガー2体に視線を戻した。
ヘルガーは、デルビルから進化した(ダークポケモン)で、タイプは(ほのお・あく)。
口から炎を吐き出すことが出来て、その炎はヘルガーの体内にある毒素を燃やしたものらしく、鼻に突き刺す様な臭いがする。また、頭から角が2本生えていて、一番大きく反り返っている個体は、そのグループのリーダーの証だと言われている。
「いくぞ」
ヒョウリは、腰につけたピンポン球の大きさのモンスターボールの1つを掴み取り、ボール中央の出っ張りのスイッチを押す。すると、野球ボール程の大きくなった。
モンスターボールは、野生ポケモンを捕まえ捕獲する世界中で使われているポケモントレーナー必須アイテムであり、捕まえたポケモンや手持ちにするポケモンを保管する為に使われる。その製造企業や構造は、表向きには秘密とされていて、一部の開発者はポケモン研究者しか知られていないトップシークレットとのこと。
ヒョウリの投げたモンスターボールは、空中で開き、中から光が溢れ出て、地面に向かっていった。その光が、徐々に形作られていって、光の中からポケモンが出てきた。
(あれは)
サトシは、ヒョウリが出したポケモンを見た。
それは<ラグラージ>だった。
ラグラージは、ヌマクローが進化した(ぬまうおポケモン)で、タイプは(みず・じめん)。
重さが1トン以上もある岩を持ち上げる力持ちで、更に両腕は岩のように固くて一振りで相手を叩きのめす程のパワーのあるポケモンだ。
ヒョウリは、出したラグラージに合図をする。
「行くぞ。ラグラージ」
それに答えるラグラージ。
「ラージ」
「ラグラージ、右の奴にハイドロポンプ!」
ヒョウリに指
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ