1章「新しい旅先」
2話「次の旅路へ」
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せっか)でリングマを押し返した。
「ラグラージ、れいとうビーム」
そして、そのリングマも凍らせた。残るは、リングマ2体とヒメグマだけとなった。
「グァァァ」
先程、話していたリングマは、いきなり大声を上げて、サトシやヒョウリを睨んだ。そして、側にいたヒメグマと倒れているリングマに話しかけ、怪我を負ったリングマを抱えて、ヒメグマをと共に、丘の向こうへ逃げて行った。
「やった!逃げていくぞ」
「助かった」
「すげーぞ。あのトレーナー達」
バスの後ろで隠れていた乗客達が、その光景を見て、喜んでいた。誰も怪我もせずに良かった。そう喜んでいる空気が賑わっていた。ただ、その場の一人と一体のポケモン、サトシとピカチュウだけは凄く悲しい顔をしていた。
「大丈夫か」
後ろから、ヒョウリが地面に座るサトシに近づいて来た。
「ほら、キズぐすりだ。応急処置だが、ピカチュウに使え」
そう言って、サトシにスプレー系のポケモン用回復道具であるキズぐすりを差し出す。
「あ、ありがとう」
サトシは、目を合わさず、それを受け取る。手渡したヒョウリは、バスへと戻ろうとした際、サトシへ一言告げた。
「サトシ、・・・お前。いつか、後悔するぞ」
「・・・」
その言葉にサトシは、ただ黙っているしか無かった。
騒動の発生から1時間が過ぎた。連絡を受けて、ハルタス地方側から警察やバス等がやってきた。サトシや乗客たちは、迎えに来た救助隊によって、無事に保護された。
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