1章「新しい旅先」
2話「次の旅路へ」
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議に思い、恐る恐る目を開けた。そこには、氷漬けになったヘルガーの姿があった。
(氷漬け)
「例え、ほのおタイプでも、全身凍らされたら動けないだろ」
後ろを振り返ったサトシ。やはり、ヒョウリのラグラージによるもの(れいとうビーム)だった。
「・・・ガウ、ガァァァ」
「!」
氷漬けになった仲間の見て、怒りを顕にした。すぐさま、ラグラージへ走り出し、攻撃をしようとした。
「駄目だ。やめろ!」
サトシの声は、もう届かない。走りながらヘルガーは(かえんほうしゃ)を吐き出す。
「ハイドロポンプ」
ヒョウリの指示で、(ハイドロポンプ)を放ち、(かえんほうしゃ)を相殺。激しい水蒸気が発生し、その煙の中を1体のヘルガーは突き抜ける。今度は、近接戦に持ち込もうとしてきた。そのヘルガーの牙から、僅かに電気が放っていた。でんきタイプの物理わざ(かみなりのキバ)だ。恐らく、(ハイドロポンプ)を放つラグラージが、みずタイプだと分かり、そのわざを選択したのだろう。だが、ラグラージはみずとじめんの2つを併せ持つポケモン。じめんタイプのあるラグラージにでんきわざは、殆ど効かない。野生のヘルガーには、その知識や経験が無いのだろう。ヘルガーのリーダーは、そのまま突撃して(かみなりのキバ)で、ラグラージの左腕に噛みついた。噛みつくダメージを受けるが、ラグラージは平気な顔をしている。そして、肝心な牙に覆う電気は、ラグラージに通じていない。
「残念だ。・・・かわらわりだ」
ラグラージは、噛みつくヘルガー目掛けて右手で殴った。見事に、クリンヒットしたヘルガーは、宙を舞い、そのまま道路の左側の谷へずり落ちていった。
「あぁ」
その光景を見た、サトシ。彼の元に、ヒョウリとラグラージが近づいて来た。
「サトシ」
「・・・」
「悪いが失敗だ」
「そんな、まだ」
サトシは、ヒョウリに悲痛な顔で見ていると。奥で戦っていたヘルガーとリングマ達が、こちらに向かってきたのだ。
「!」
「ハッ」
それに気が付いた、ヒョウリとサトシ。
「争いを辞めて、こちらに向かって来るだと?・・・どうやら、余程俺達を恨んでいるようだな」
そう判断していると、向かってきたヘルガー達は、(かえんほうしゃ)で攻撃してきた。
「ハイドロポンプ!全て撃ち落とせ!」
(ハイドロポンプ)で(かえんほうしゃ)を全て相殺していく。
「続けて、れいとうビームだ」
ヘルガーやリングマ目掛けて放たれる(れいとうビーム)が次々と、彼らを凍らせていく。
「くそ、こんな」
サトシ、それを見て、悲しい顔をする。そうしていると、(れいとうビーム)を抜けた一体のリングマが近くに居たサトシに襲いかかった。
「グァァ」
「あ」
「ピカチュー」
ダメージを負っているピカチュウは、必死に動き、(でんこう
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