1章「新しい旅先」
2話「次の旅路へ」
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戴ね」
今回、旅の目的となるアハラ地方とシントー地方の合同ポケモンリーグ「ソウテン大会」出場のため、サトシは対象となる地方内にあるジム戦を回らなければならない。それで、サトシは、ホウエン地方の東側にあるアハラ地方へ行くことを決めた。まずは、カントー地方からジョウト地方に移動する為、ヤマブキシティからコガネシティを走るリニアに乗る必要があった。
サトシは、マサラタウンから徒歩でトキワシティに向かった。トキワシティでは、ヤマブキシティ行きのバスがある為、それに乗車し、2時間弱でヤマブキシティの駅前に到着した。
「久しぶりのヤマブキシティだなぁ。ピカチュウ」
「ピカ〜」
「さて、早速チケット買うか」
そう言って、駅内に入り券売機でチケットを購入し、落とさないように財布に挟み、ポケットに仕舞った。
「リニアの出発時間は・・・あと40分か。今のうちに、駅弁買っとこうかな。なぁ、ピカチュウ。弁当買いにいこうぜ」
「ピカピカ」
二人で、駅内にある弁当売り場に向かった。この駅の弁当売場には、人間用の弁当も普通に売っているが、最近ではポケモン用の弁当も打っていて、ポケモンフーズを改良したものから様々な好みに合わせた弁当が作られて売っている。
「お、ヤマブキ名物のトンカツ弁当か。新しい旅のはじまりだし今のうちに願掛けでカツにしようかな」
「ピカピ」
「お、ピカチュウは、その卵かけトマトソース風味のフーズにするのか」
「ピッカァ」
二人で弁当を選び終えると、レジで会計をするサトシだが、財布を出す際に、先程買ったチケットが滑り落ちてしまった。その事に気付かないサトシとピカチュウは、弁当を購入してすぐに早速改札口に向かった。その後、レジで会計をする人が、足元のチケットに気づく。
「さて、まだ時間あるし、次の町に備えて道具とかも買っとくか」
「ピカ」
二人は、駅内にあるアイテムショップで少しだけ買い物をした。
「よし、10分前だけど行くか。さぁ、ピカチュウ。久しぶりのリニアだぜ」
「ピカ〜」
それから改札口に到着すると、駅員に購入したチケットを渡すため、財布を取り出した。
「お客様、乗車券を拝見します」
「はい、えぇと・・・あれ」
財布の中を見ても、チケットが見当たら無かった。
「あ、小銭入れに入れたかな」
そう言って小銭入れの中を見る。
「あれ?」
「ピカ?」
続いてカード入れの中、もう一度お札入れの中も見た。そして、両手で自分のポケットに突っ込んでみた。だが、手には何も触れるものがなかった。ただ、ポケットの生地だけの感覚が伝わる。
「う、嘘だろ」
サトシは、ポケットの隅から隅まで手探りで探す。そして、奥の生地を摘んでポケットから引き抜き、中身を全て出す。しかし、チケットはなくあるのはただ1本の糸くずだけ。
「も、
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