暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
2話「次の旅路へ」
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オーキド博士の元で、サトシの次なる旅先が決まった。
サトシは、アハラ地方とシントー地方に向かう為、オーキド研究所で自分のポケモン達に顔を出した後、すぐさま家に帰った。早速、家で母親のハナコにことの説明をすると、旅の仕度をはじめた。
それから2日後の朝。今日は、ピカチュウのお陰でもあるが珍しく早起きをして、朝食を済ませて、出発前の準備をはじめた。今回も、サトシが旅で着ていく服を、母親が新しく手作りで用意した。ズボンや上着の他、いつもサトシにとって欠かせないもの帽子もだ。
その服へ、着替え終わったサトシは、荷持を背負い、ピカチュウと家から出た。家の前では、母親とバリヤード、それと家までわざわざ見送りに来たオーキド博士が待っていた。
「サトシ。ちゃんと着替えや寝袋、ピカちゃんの餌とか全部持ったわね」
「大丈夫だよ。俺は、もう11歳なんだよ」
「11歳でも、まだピカチュウと私に起こされているのに、どこが大丈夫なの」
「今日は、ちゃんと起きたよ」
「毎日起きなさい」
「ウッ」
「もう。本当に、気をつけないよ」
「う、うん」
そうやって親子の挨拶をするが、母親であるハナコは少し心配な顔をしていた。これから暫く、一人息子の顔が見られない。1年前に、サトシがポケモントレーナーとして旅に出る時は、元気に旅立ちを祝い、応援して見送った。けど、不安はやはり心の中にあったようだった。息子が、様々な地方に旅に出る度に、何度も味わい経験していた感覚。次第に慣れていき、急に旅立つことを言われても、応援して見送ることが出来ていた。本人も、サトシの旅出は、当たり前のように、思っていた。しかし、1年ぶりに、その不安が出てきてしまった。
「ハハハ、サトシのママさん。サトシは、ポケモントレーナーになって旅をして、もう1年が経つんじゃ。まだ、心配する点は多いが、この子は大丈夫じゃよ」
「博士」
オーキド博士がそういって宥めると、ポケットから赤い何かの取り出しサトシに渡す。
「サトシよ。新しい地方でまた新しいポケモンとの出会いもあるじゃろ。これを持っていくといい」
「これって」
「今年出た最新のポケモン図鑑じゃあ。今回は、新しい機能も付いておるから、きっと役に立つはずじゃ」
「ありがとうございます」
「それと、留守番をしているケンジも、頑張るよう言っておったぞ」
「はい、ありがとうと伝えて下さい」
「バリヤード、母さんと家のこと頼むぜ」
「バリバリ」
「ピカチュウ、サトシのことお願いね」
「ピカァ」
家族や博士との別れの挨拶を済ませたサトシとピカチュウは、早速出発することにした。
「じゃあ、行ってきます」
「ピッカピカチュー」
サトシとピカチュウは、みんなに手を振り、家を離れていく。
「気をつけるんじゃぞ」
「バリリー」
「こまめに連絡頂
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