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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
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新学期が始まったけど、図書館で一緒に勉強するのは、最初の日曜日しかないと充君に言われた。近畿大会の予選が始まるからと言っていた。
その日も、私は、お弁当を用意して、そして、いつもの公園はあの子に出くわす危険があるので、別の公園に連れて行ったのだ。充君は別に気にも留めていなかったようだ。
「ウチ 決めた 受けるとこ 資源生物学科」
「ふーん 農学部かー」
「うん どこも偏差値高いんだよねー だけど、募集人数多いから、ひっかかってくれればと思う」
「いいんじゃぁない? 決めたんなら、頑張ろうな」
「ウン」
「それとな 3月の末には、俺 学習塾に通うよ いろいろと意見とか聞いた方が、傾向つかめるしなー」
「えぇー そんなら ウチも行く! 一緒に・・ じゃまやろかー」
「いや それは、サダが決めろ 別に じゃまじゃぁないしー」
そして、1月の終わりには、もう負けたと言っていた。1試合目は大勝だったけど、2試合目で負けたみたい。結局、そんなに強いチームじゃぁないんだなー。充君に言わすと、強いとこは、そのために選手を集めているから、桁違いなんだよって、負け惜しみみたいなことを言っていた。だけど、私には、又、一緒に勉強できるから、バチ当たりなのかも知れないけど、心の底では喜んでいたのだ。
そして、2月末になって、試験が終わった十和姉さんに会った。
「十和姉ちゃん やり切った?」
「あぁ 学校推薦は漏れたけどな 1年の成績とか、素行が悪かったからー だけど、余計に意地になって頑張ったつもりだよ」
「そう 十和姉ちゃんなら、受かると信じているよ でも、もう直ぐ卒業なんだね」
「あぁ だなー サダ姉さん どうする? グループが4人になってしまうな」
「うーん なりゆきに任せる ウチもあんまー 構っておられんようになるしなー」
「そうかー まだ 志望校 変えるつもりないんやー」
「もちろん 行けるとこまで、行くんやー 笑われてもええねん」
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