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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
ネクロゴンド
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歯が立たず、マリーと共に魔法戦に持ち込もうとしたが、ガメゴンロードはマホカンタを唱え肉弾戦を仕掛けるしか方法が無くなってしまう。

トロルは怪力ではあるが素早さが無く、アルルはフットワークを駆使して切り続けて行く。
しかし並はずれた体力の為に、一向に事態の進展を図れない。
憶え立てのギガデインで事態を収拾したいが、如何せん消費魔法力が桁外れで、体力が完全な時に1回唱えられるのみ…
まだアルルの方が、そこまで強さに追いついていない状況だ。

何より厳しいのが、後方からのヒャダルコだ!
大ダメージにはならないのだが、痛みと凍り付く影響で動きに支障が出る事だ。
随時マリーがグランバニアから持ち出した賢者の石で、全員を回復しているのだが、全てにおいて決定打を与えられないのだ。


「であー!」
後方でアルル達の戦いを観戦していたティミーが、堪らずに参戦する。
一撃でガメゴンロードを倒すと、返す剣でトロルを葬り、ギガデインで地獄の騎士とフロストギズモを消滅させた。

「うわー…流石は天空の勇者様…つえ〜…」
ティミーの奮戦を見て、リュカが感情の篭もらない口調で言い放つ。
「分かってます!コレではアルル達の為にならないと言うのでしょう!しかし此処のモンスターは強すぎるんです!今のアルル達には荷が重すぎる…」
ティミーは叫ぶ…リュカにアルル達の状況を見せながら。
アルル達は肩で息をし、喋る事も出来ないでいる。

「うん…そうだねぇ…今のアルル達には、此処のモンスターは強すぎるよね。…あと数ヶ月は時間をかけて、特訓をすれば良かったね」
優しい口調で言うリュカの『数ヶ月』…
ルーラを使わずに、船で時間をかけて移動すれば、組み手等の訓練もモンスターとの実戦訓練も、十分に行う事が出来たのだ…
しかし先を急ぐあまりに、リュカに無理を言いその時間を省いてしまった!

一同の心に、リュカの言う事を聞かなかった事への後悔が渦巻き出す…
(ドン!)
「ティミー…よ、余計な事を…しないで…よ…あ、あんな敵…私…たち…だけで…大丈夫なのに…」
不意にティミーの胸を押し憤慨するアルル…
リュカへのルーラ使用を特に要望していたティミーを庇うべく、息も整わないのに強がりを言う健気さを見せる。


小一時間その場で休憩をし、アルル達は再度洞窟の奥へと進み出す…
程なく、先程と同じモンスターが目の前に現れ、アルル達に襲いかかってきた!
慌てて身構えるアルル達…
するとティミーが大声で指示を出し始める。
「ハツキさんはトロルの相手を、カンダタさんはガメゴンロードを牽制して、アルルとウルフ君は地獄の騎士を全力で倒して!マリーは後方から魔法で援護…ガメゴンロード以外に、メラを唱え続ける様に!」

いきなりの事であったが、瞬時にティ
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