237 杖と似た短刀
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「皆、かかるぞ!」
ラクシュミーの兵達がライフルを持ってアルフレートの軍を襲撃する。
「な、う、動けん!」
「貴様らの動きは一時的に拘束させて貰った!お前らもやれ!」
「おう!」
石松達が羽根から降りて攻撃にかかる。大政が槍を投げ、兵達の身体を次々と貫通させた。そして次郎長や小政、関根などが次々となぎ倒す。
「私も行くで!」
高田が刀を振るい、光の龍を出現させた。
「この、これでやられてたまるか!」
アルフレートは強引にラクシュミーのライフルの呪いを打ち破る。
「切り札を使わせて貰うぞ」
アルフレートは短刀を取り出した。
「喰らうが良い!」
短刀から竜巻が巻き起こされる。
「な、あれは・・・!」
ラクシュミーがライフルで、関根が刀で、更に他の者も迎撃態勢を取るが、強力すぎて皆纏めて吹き飛ばされる。
「いかん、纏めて抹殺されるぞ!」
「私が!」
のり子が人形を利用して全員を羽根の上に瞬間移動させた。
「あの竜巻・・・。まるで山田の杖みてえだな!」
大野はそう感じていた。
「杖・・・」
かよ子はふと思った。確かに自分の杖でもあのような竜巻を起こす事は可能だ。あのアルフレートの短刀にも似た能力があるのか。だが、風が吹いていた訳では無い。
「でも、あの人の短刀は私の杖と違って風がなくても竜巻を起こしてた。何かの物質に向けなくても能力を使う事ができるんだよ!」
竜巻がまた襲う。
「こ、この結界がある限り安全じゃ!」
「いいや、この羽根ごと吹き飛ばす気だぞ!」
竜巻は羽根ごと巻き込んだ。羽根ごと巻き込んでしまえば結界など無駄になる。
「後はあの結界を破壊すればいいのだな」
アルフレートは自ら竜巻の中に入り、短刀を向ける。短刀から電撃が放たれる。
「これで羽根も黒焦げになれば結界も意味がなくなる筈だ!」
アルフレートは羽根を発見した。電撃で羽根がやられる様を確認する。
「ふふ、皆、死んだか・・・」
アルフレートこれで杖の所有者含めて全員始末は完了したと思い、竜巻も消してその場を去ろうとした。しかし、急に自身の身体が電撃でやられた。残った兵達も動けなくなっている。
「な、何だ!?」
始末したはずの杖の所有者達は生きていた。かよ子の顔は今までにない恐ろしい表情でアルフレートを睨みつけている。
「その短刀、私の杖と似てるけど、何か関係あるの・・・!?」
「さあ、知りたきゃ、先に進めばよかろう。私を倒せたらの話だがな!」
アルフレートは短刀でもう一度始末を試みる。だが、今度は短刀を弾かれてしまった。
「な・・・!?」
アルフレートはなぜ短刀が弾かれたか確認する。かよ子から何らかの闘志が感じた。
「そうか、この小娘の能力か・・・!!」
ラクシュミーが
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