西ゼムリア通商会議〜ユーシスの覚悟と決意〜
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の怨讐”もそうだが、自らエレボニアとの友好関係を結ぶつもりがないメンフィル・クロスベルに対する信頼回復はオリヴァルト殿下や”Z組”の人達もそうだが、エレボニアの人々にとって乗り越えなければならない”壁”になるだろうな……」
複雑そうな表情で答えたノエルの様子をティオは心配そうな表情で見つめ、ロイドは静かな表情で推測した。
「そうね……それこそ、かつての”クロスベルの壁”と同じ……いえ、それ以上に高く険しい”壁”になると思うわ。」
「しかも”壁”に挑む前に内戦と今回の戦争で徹底的に落ちたエレボニアの人々の皇家や政府に対する信頼も回復しなければならない上、その信頼回復の方法としての安易な方法――――――リィンさん達メンフィルの有力者との政略結婚も賠償内容の関係でできないようにされているのですから、わたし達の時以上に厳しい条件で”壁”に挑まなければならないオリヴァルト殿下やZ組の人達には同情しますよ。」
(…………”Z組”…………”本来の歴史のあたしも一員になっていたクラス”、か………)
ロイドの推測にエリィは複雑そうな表情で同意し、ティオは疲れた表情で答え、ユウナは複雑そうな表情で黙ってアリサ達の事を思い浮かべていた。
〜紋章の間〜
「―――――”メンフィル・クロスベル自らが我が国との友好関係を結ぶ意志がない”のでしたら、その”逆”――――――”我が国自らがメンフィル・クロスベル両帝国との友好関係を結ぶ事”には応えて頂けるのでしょうか?」
「兄上………」
決意の表情を浮かべたオリヴァルト皇子のメンフィルとクロスベルに対する問いかけを聞いたセドリックは驚き
「それについては今後のエレボニアの外交次第だな。」
「クロスベルも同じだ。――――――念の為に言っておくが、幾らエレボニアが戦争相手であったメンフィル・クロスベル両帝国に対して自ら友好関係を結ぼうとしている意志を示したからと言って、それを理由に領土併合の緩和をするつもりは一切ないぞ。」
「……ッ!」
「……領土併合の件で気になっていた事があります……ミルディーヌ公女。両帝国によるエレボニアの領土併合にはラマール州の一部も含まれているのに、何故ラマール州の統括領主の立場でもある貴女は反論等しないのだ?」
シルヴァン皇帝は静かな表情で答え、ヴァイスはシルヴァン皇帝の後に答えた後レミフェリア側に視線を向けて念押しをし、ヴァイスの念押しにルーシー秘書官が唇を噛みしめている中、アルバート大公は真剣な表情でミルディーヌ公女に問いかけた。
「フフ、両帝国を説得できないからといって私に矛先を変えるとは大公閣下も酷い方ですわね。――――――大公閣下もご存じのように、連合―――――いえ、メンフィル帝国が我が国に求めた賠償内
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