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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
西ゼムリア通商会議〜ユーシスの覚悟と決意〜
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等と言った厳しい処罰を下さざるをえないだろう。――――――国民達の感情を考えれば、祖国が衰退し、更には祖国から莫大な数の戦死者を出してしまった事による国民達の怒りを鎮めるために内戦の首謀者であった前カイエン公と前アルバレア公もそうだがカイエン公爵家自体を”生贄”にしたかっただろうが、前アルバレア公と前カイエン公は今回の賠償内容の件で”エレボニアではなくメンフィルが処罰する事になる”上今回の戦争でのミルディーヌ公女の”エレボニアへの貢献”もそうだがミルディーヌ公女自身、エレボニアに勝利した我らメンフィル・クロスベル連合から信頼されている事もそうだが内戦を終結させた”英雄”でもあるリィンと婚約した事、更にはクロスベル双皇帝の片翼であるヴァイスハイト皇帝の側妃の一人にしてクロスベル側のカイエン公爵家の当主代理でもあるユーディット側妃の従妹でもある事で”今後のエレボニアにとって決して失う訳にはならない存在”になってしまった事でカイエン公爵家自体にも手出しできなくなった以上、”もう一つの元凶”でもある”アルバレア公爵家”を”生贄”にするしかないからな。」

「………それは…………」

「……ッ!お言葉ではありますが、僕達アルノール皇家はユーシスさん―――――アルバレア公爵家に”爵位剥奪”等と言った厳しい処罰を下すつもりは一切ありません!確かにシルヴァン陛下の仰る通り、国民達の感情や戦後のエレボニアの状況を考えれば、”アルバレア公爵家”に厳しい処罰を下すべきかもしれませんが、ユーシスさん自身は内戦時”紅き翼”の一員としてアルフィンやリィンさん達と共に内戦終結に貢献し、また今回の戦争でも引き続き”紅き翼”の一員として僕や兄上、そしてトールズの皆さんと共に行動した事でミルディーヌさん程ではありませんがエレボニアに対しての”貢献”をしているのですから、そんな僕達にとっても”恩人”の一人でもあるユーシスさんにそのような受けた恩を仇で返すような事はしません!」

「セドリック………――――――シルヴァン陛下。先程バリアハートとケルディックの併合を諦め、更にはバリアハートとケルディックの領主にはユーシス君を就任させることを賠償内容の一つとして指示した理由はリィン君の為と仰いましたがまさか、戦後リィン君にとってもかつてのクラスメイトでもあるユーシス君がエレボニアから下される”処罰”から守る事でそれを恩に感じたリィン君の貴国への忠誠心を高める為でしょうか?」

シルヴァン皇帝が口にした推測に反論できないレーグニッツ知事が複雑そうな表情で答えを濁している中セドリックは唇をかみ締めた後真剣な表情で反論し、セドリックがユーシスを必死に庇おうとしている事にオリヴァルト皇子は驚いた後気を引き締めてシルヴァン皇帝に問いかけた。



「そこまで悪辣な事は考えていない。要は
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