ギャル系後輩美少女が接近 ゲームセンター編
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7月初旬。
AM6:00
部屋に籠る熱気に俺は起こされる。自分がいつも起きている時間とは言え、今回は起こされたと言う表現が正しい。
この時期の朝は億劫だ。夜は寝苦しく、朝から暑いお陰で寝起きは当然悪くなる。
綾小路「暑い……シャワーでも浴びるか。」
俺はそう呟きながら渋々身体を起こした。これだけ朝から暑いと頭も働かない。
まずはシャワーでも浴びようと洗面所に向かった。早速浴室に入り、頭から一気にシャワーをかけた。
朝からシャワー浴びると言うのも存外悪くない。むしろ朝に浴びるシャワー程気持ち良いものは無いと思っている。
綾小路「……ふぅ。」
シャワーを浴び終えた俺は制服に着替えた。髪をタオルで拭きながら洗面所を出た。
キッチンに入り、スポーツドリンクを冷蔵庫から取り出して喉に流し込んだ。朝食用のヨーグルトを持ってテレビを付けてから腰を下ろした。
特別見たいテレビがある訳ではないが、天気等の情報は知っておこうと思った。ヨーグルトを食べながら、テレビを見ていると……
『続いてのコーナーは〜……夏休みにお勧めの観光スポットをご紹介していきたいと思いまーす♪』
綾小路「夏休み……か。」
テレビから聞こえた『夏休み』というワードに俺は反応した。
普通の学生であれば、夏休みを心待ちにしている者が多いだろう。しかし、今の俺は夏休みが始まる事を待ち望んでいない。どっちかというと憂鬱な気分になるくらいだ。
何故なら……夏休みが来れば新たな特別試験が始まってしまうからだ。
綾小路「……何も夏休み期間中に試験行う必要は無いと思うんだがな…。」
今回の試験は昨年も行われた『無人島試験』。ただ、去年と違う点は全学年対抗試験というところだ。
必然的に南雲や龍園たちとも戦うことになる。それはそれで楽しみでなんだが(試験自体も純粋に面白そうだしな)
今回の俺はそんな悠長な事は言ってはいられないかもしれない。1年の中に紛れ込んでる『ホワイトルーム生』が俺を貶めようと狙ってくる可能性が極めて高い。
月城が理事長としてこの学校に居られるのもそう長くはない。月城はどんな手を使ってもこの特別試験で俺を退学に追い込もうとしてくるだろう。
綾小路「……やれやれ。面倒事は尽きないな。」
ただ、平和に学校生活を送りたい俺にとって難儀な問題ではあるが……俺の邪魔をしてくるのであれば全力で叩き潰すまで。
誰がホワイトルーム生でも関係ない。最終的に俺が勝てばそれでいい。そこは今までと変わらない。
俺はそう考えながら、テレビを消して部屋を出た。
AM7:20
寮のロビー前。
外に出た瞬
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