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綾小路くんがハーレムを構築する話
綾小路くんと銭湯に行く話し。
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PM7:00

すっかり日も沈んだこの時間。俺は今、銭湯に向かっている。

ここ、高度育成高等学校の学区内にはケヤキモール以外にも娯楽施設がある。その1つが銭湯だ。

かくいう俺も銭湯で疲れた心と身体を癒しに向かっている最中だ。だが……俺は『一人』でその場所に向かっている訳ではない。

そんな今の俺の状況はと言うと……

一之瀬「にゃはは♪お風呂楽しみだなぁ〜♪」

櫛田「私も楽しみ〜♪」

長谷部「てか、銭湯があるなんて知らなかったな〜あはは。」

佐倉「確かに。私も知らなかったなぁ…」

軽井沢「おっきなお風呂に入りに行くのってテンション上がるね〜♪」

松下「そうだね〜。去年のクルージング以来かも!」

佐藤「ほんとほんと!」

坂柳「ふふ♪やはり、お風呂は女性の嗜みの1つですからね。そう思いません、真澄さん?」

神室「はいはい…」

椎名「皆さんでお風呂入りに行くのなんて旅行みたいで楽しいですね、伊吹さん?」

伊吹「……あたしは別にちっとも楽しくなんてないけどね。」

堀北「相変わらず、うるさいわね貴女たち。」

綾小路「……」


俺は『恵たち』と一緒に銭湯に向かっている。一番最後尾で、女性陣の後ろに着いて行ってる状態だ。


何故こんな事になってるか?それは今日の放課後まで遡るんだが……もう色々面倒なので以下略とさせて貰おう。ただ1つ言えるのは……俺には選択の自由が無いってことだけだ。


それについてはもう覚悟の上だから、諦めもついてる。ただ、今日向かう銭湯の場所について心配事が1つある。


俺はその人物に直接話し掛ける為、『視線』を送った。すると…


軽井沢「さっきからじろじろこっち見て何か用……清隆?」

綾小路「……良く分かったな?」

軽井沢「そりゃ、まぁ……なんかあたしに聞きたそうな眼してたし、だから話しかけたんだけど?」

俺が視線を送っていた相手は恵だ。

此方の視線に気付いた恵は俺の場所まで来て小声で話しかけてきた。

周りに不自然に思われないようにごく自然に距離を詰めて話しかけてくる辺り、良く分かってる。

綾小路「流石だな。」

軽井沢「……それは別にいいのよ//////!で?どうしてこっち見てたわけ?」

綾小路「あー……お前は一緒に来て大丈夫なのかと思ってな。」

軽井沢「!」

綾小路「答えづらいならこのまま無視してくれて構わない。」


今から向かう銭湯は恵にとってあまり芳しくないところなので少々気になっていた。


ここに来てる時点で何も問題は無いと思っているんだが……本人の意思で銭湯に向かってるだろうし。


まぁ、これは念のための質問だ。答えたくない
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