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綾小路くんがハーレムを構築する話
短編
綾小路くんがラッキースケベな災難に遭っちゃう話し。
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ん?まさか……


綾小路「…………!?」

櫛田「ふぇっ//////!?」

堀北「な//////!?」

俺の顔には桔梗の左胸と鈴音の右胸が押し付けられていた。

しかも、倒れて来た勢いそのままだったのでダイレクトに俺に伝わってきた。

よりにもよってこの二人と、こんな事になるとは……終わったな、俺。

櫛田「わわっ//////!?ご、ごめんね清隆くんケガとかしてない?」

堀北「ご、ごめんなさい…//////私も押し倒すつもりはなくて…」

綾小路「あぁ……いや…俺の方こそすまん。」

櫛田 「……//////(清隆くんにおっぱい押し付けちゃったよ〜//////しかも今回は事故だけど……うぅ、恥ずかしい//////)」

堀北「……//////(この私が椅子に躓いて彼の上に倒れるなんて不覚だわ。しかも彼の顔に自分から胸を押し付けるなんて…//////)」


俺がそう覚悟を決めていると、二人は直ぐに俺の上から離れて謝ってきた。


まさか鈴音たちから謝ってくるとは思わなかった……桔梗は強請をかけるか、鈴音は俺を完膚なきまでに攻撃してくると思ったんだが…


二人とも顔を背けて黙り込んでしまったし……どうしたものか…


ガラッ……!


茶柱「……ん?お前たち床に座り込んで何してるんだ?」

櫛田「な、なな、なんでもないです!」

堀北「……お、おはようございます、茶柱先生。」

俺たちの間で気不味い空気になっていると、教室のドアが開いた。入ってきたのは担任の茶柱だった。

二人は立ち上がって、茶柱に挨拶しに行った。謝るタイミングを見失ってしまった……まぁ、今は顔を合わせにくいだろうし…。

少し時間を置いてから、ちゃんと謝るか…俺はそう考えて椅子に座り直した。
昼休みの屋上。

明人たちと昼を食べ終えた俺は一人で屋上に来た。缶コーヒー片手に景色を観ながら一息ついている。

幸い屋上には誰も居なかった。

綾小路「……許して貰えて本当に良かった。」

俺は缶コーヒーを飲みながら、大きく安堵した。

あの後、俺は二人に頭を下げて謝罪した。最初は許して貰えないと思ったが、意外にもあっさりと許して貰えた。

明らかな事故だったのと、俺が故意に胸に顔を近づけた訳では無かった二点の理由から許してくれた。

まぁ、鈴音にはこの事は他言無用と怖い顔で睨まれたが(腕に水筒が嵌まった事件の時と同じくらいキツく)

綾小路「それにしても……今日は朝から大変な目にあった…。」


帆波の件と今回の件。まさか、1日に2回もこんな目に遭うとは……俺の精神衛生上宜しくないな…本当。いや、実際大変な目に合ってるのは帆波たちなんだが。


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