暁 〜小説投稿サイト〜
綾小路くんがハーレムを構築する話
短編
綾小路くんがラッキースケベな災難に遭っちゃう話し。
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エレベーターに乗っていた先客は帆波だった。いつも通り眩しいくらいの笑顔で俺に挨拶してきた。俺も挨拶を交わしてからエレベーターに乗り込み、帆波の隣に立った。


最近、この時間にエレベーターに乗ると帆波が先に乗っている。帆波は生徒会に所属している為、特別試験がある月は特に忙しく、朝早くに登校している事が多い。


一緒に登校する約束はしたことないのだが、ほとんど毎日会う為一緒に登校するのが日課となっている。


一之瀬「にゃはは♪清隆くん眠そうだね〜?」

綾小路「まぁな。帆波はいつも元気だな?」

一之瀬「私は元気だけが取り柄だからね〜♪」

エレベーターを降りた俺たちは会話をしながら、通学路を一緒に歩く。

帆波と、こうして他愛ない話しをしながら一緒に登校するのは悪くない。

短い時間だが、ちょっとした会話が出来るのは嬉しいものだ。

綾小路「いつも朝早いようだが、相変わらず生徒会は忙しいのか?」

一之瀬「ううん。今はそんなに忙しくないよ?特別試験も終わったばかりだし。」

綾小路「……そうなのか?じゃあ、別にこんな時間に態々登校しなくてもいいんじゃないか?」

一之瀬「え?あ、うん……そ、そうなんだけどね…//////」

綾小路「?」

帆波は別に生徒会の仕事で朝早く来ている訳では無かったようだ。

俺はてっきり生徒会が忙しい為にこの時間に登校していると思っていた。忙しくないならこの時間に登校しなくてもいいと思うんだが…

俺は純粋に理由が知りたかったので、帆波に聞いてみた。

一之瀬「だって……この時間なら清隆くんが居るから…//////」

綾小路「……俺?」

一之瀬「うん。清隆くんがいつも登校してる時間だから会えるかなぁと思って…にゃはは//////」

綾小路「そう……か。」

何とも予想外の答えが返ってきてしまった。俺はどう答えていいか分からず適当な相槌を打つ感じになってしまった。

帆波も言い終わった瞬間、こっちを見なくなったので暫く無言のまま並んで歩いた。


















学校内。

学校に着いた俺たちは下駄箱でそれぞれ上履きに履き替えた。

すると、帆波が…

一之瀬「あ、私ちょっと生徒会室に忘れ物あるから取りに行ってくるね?」

綾小路「……あぁ、分かった。」

上履きに履き終えた俺に帆波は一言そう告げてきた。

先程まで俺たちの間で気まずい空気が流れていたので、ここで別れるのはタイミング的に良かったかもしれない。

俺はそう考えて帆波より先に階段に上がろうとしたら…

一之瀬「清隆くん待って!」

綾小路「ん?」

一之瀬「あ、あの……
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