あたしたちが『ママ』で清隆が『パパ』で。
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小路清隆くん。至急理事長室に……』
軽井沢「清隆……めっちゃ呼ばれてるけど?」
長谷部「なんか、しつこいくらいきよぽんの名前も連呼してるね〜?」
星之宮「綾小路くん、早く行った方が良いんじゃなぁーい?」
綾小路「いえ……先にこうなった経緯を説明しないと…」
椎名「清隆くん。私たちより先に理事長さんにご説明をした方が良いと思います。」
茶柱「綾小路。椎名の言う通りだ。まずは理事長に説明してこい。それにこの子たちについて他に何か指示があるかも知れないからな。」
茶柱の言うことも一理あるが……月城を買い被りすぎだ。これはただの嫌がらせに過ぎないだろう。
流石にこのまま校内放送で呼び掛け続けられるのは少々面倒だ。
今はひよりたちの厚意を素直に受け取ろう。
綾小路「……すみません。では、先に理事長室に向かわせて貰います。」
堀北「大変、遺憾だけど仕方ないわね……でも、帰ってきたらゆっくり話しを聞かせて貰うから。」
鈴音、伊吹、真澄は不満そうな表情だったが渋々承諾してくれた。
俺は鈴音の言葉に頷いて、視聴覚室から出ようとしたら……
ゆい「パパ?ゆいたちをおいてどこいくのー?」
ななみ「もしかして……わたしたちのせいでおこられちゃうの?」
ちか「えぇー?」
あおい「パパなんにもわるいことしてないよー?」
まき「そんなぁ…」
ゆいたちが俺の前に立ち塞がった。ゆいたちの様子はさっきと違って元気が無い。
俺が校内放送で呼び出されてる事で何かを察知したのかもしれない。
ここは俺が言葉を掛けておこう。ゆいたちを心配させないようにしっかりと力強く。
綾小路「心配いらない。ちょっと話しをしてくるだけだ。直ぐに帰って来るからここで待っててくれ。」
ゆい「……うん、わかった!みんなと、まってる!」
ななみ「にはは♪パパがそういうんならわたしちゃんとまってるー!」
あおい「わたしもパパのことまつー!」
はるき「きよぽんパパならしんぱいいらないしね〜♪」
あかり「そうだよね!」
ちなつ「パパはやくかえってきてね?」
みく「べ、べつにさみしくないし!」
俺は、ゆいたちの目線に合わせて出来る限りゆっくり丁寧に伝えた。すると、安心したのか泣きそうな雰囲気だった様子が笑顔になったので良かった。
恵がずっと此方を凝視していたので俺は『子供たちの事を頼む』と眼で伝えた。恵は直ぐに視線を逸らしたが、多分伝わっただろう。
綾小路「……じゃあ、行ってくるから良い子にしてるんだぞ?」
『はぁーい♪×9』
ゆいたちの元気な返事と『いってらっしゃい〜♪』と言う声を受けてか
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