あたしたちが『ママ』で清隆が『パパ』で。
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く「あたしはぜったいまけないぞー!」
さな「おにごっこはダメだぞー。ちゃんとおとなしくしてないと。」
ひまり「私としては図書室に行ってみたかったです…」
ななみ「にはは♪ひまりちゃんは、ほんよむのだいすきだもんねー?」
視聴覚室に着いた俺たちは、中に入った。最初にゆいたちが入り、その後恵たちが中に入った。
視聴覚室に入った瞬間、ゆいたちは子供らしくはしゃぎ始めた。元気一杯で何よりだ……うん。
そして、最後に俺が扉を閉めて入ると……
「「「「「「「「……」」」」」」」」
恵たちは一斉に俺に視線を向けて来た。全員無言で此方を見ているので、いつもより数倍怖いし……圧力が凄い。
その目からは正に『今すぐ説明しろ』と言わんばかりの強い意思を感じた。
とりあえず、最初は……
綾小路「……色々と捲き込んでしまって本当に申し訳ない。」
一之瀬「……清隆くん。謝らなくても私たちは全然大丈夫だよ!」
椎名「そうですよ。私たちは怒ってなんかいませんよ。」
伊吹「捲き込んでくれた責任として、1発蹴り入れても良いわよね?」
星之宮「あらあら〜先生が見てる前で暴力はダメよ〜♪やるんなら見てないところでやらないと♪」
俺は捲き込んでしまった事への謝罪をした。それはもう誠心誠意頭を下げて。
帆波たちにとって、登校していきなり、こんな事に捲き込まれた訳だからな……
そんな俺に優しく声を掛けてくれる帆波やひよりは天使なのか…
堀北「清隆くん。今はそんな謝罪は必要ないわ。とにかく、早く説明してくれないかしら?」
朝比奈「それは私も知りたいなぁ〜」
軽井沢「そうよ!こっちは何がなんだかさっぱり分かんないだから、どういう事なのかちゃんと説明してよ、清隆!!!」
俺がそんな風に思ってるのも束の間、恵たちが一気に詰め寄っててきた……凄い形相だ。早く説明しないと何されるか分からないな、これ。
さて、問題は……どう説明するか?だ。
ゆいたちは未来から来たらしい……俺が連れて来た訳では無く、突然ここに現れたんだ……って言ったら益々恵たちは混乱するよな?
だが、ここに居る全員にはちゃんと説明しないと駄目だよな?直ぐに信じてくれないだろうが……ここは…
綾小路「それについてなんだが驚かないで聞いてくれ。実は……」
『2年Dクラスの綾小路清隆くん。至急理事長室に来て下さい。』
俺が話そうとしたタイミングで俺を呼び出す校内放送が鳴った。
月城め……俺が未だに理事長室を訪れてないからといってこんな手段を取るとは…嫌な奴だ。
まぁ、今は後回しだ。先に恵たちに説明を…
『繰り返します。2年Dクラスの綾
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