あたしたちが『ママ』で清隆が『パパ』で。
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徒が続々と廊下に出て来る始末。普通だったらこの場で先生たちが諌めたりするのだろうが……それは期待出来ない。
現に、教師である茶柱と星之宮の両名は恵たち同様固まってしまってる……さて、どうするか。すると…
眞島「お前たち。廊下でこれ以上騒ぐんじゃない。」
坂上「眞島先生の言う通りだ。即刻自分の教室に戻るんだ。」
茶柱「……眞島先生。」
星之宮「坂上先生も!」
俺がどう動くべきか悩んでいたところでタイミング良く、Aクラスの担任の眞島先生とBクラスの坂上先生が現れた。
ここで先生方の登場は有り難い。
二人の先生は周りの生徒たちを制して俺たちの元にやって来た。
眞島「本当に小さな子供が忍び込んでいるとはな…」
坂上「監視カメラで一度確認したとは言え……驚きですね。」
眞島先生たちは、一通りゆいたちを確認してそう言った。
そして、一呼吸置いてからこう告げてきた。
眞島「茶柱先生と星之宮先生のお二方にはここに居る子供たちと共に視聴覚室で待機していて下さい。これは理事長のご指示ですのでお願いします。お二方の受け持つクラスのホームルームは私と坂上先生で対処しておくので安心して下さい。」
茶柱「……承知しました。よろしくお願いします、眞島先生、坂上先生。では、行きましょう星之宮先生。」
星之宮「了解♪それじゃあ〜子供たちは私が先導するね〜サエちゃん♪皆〜私についてきてくれるー?」
理事長……月城の指示か。この場合、理事長として無難な対応だと俺は思う。子供のお守りをするなら男より女性の方が安心すると考えるのも納得がいく。
眞島先生の指示を仰いだ茶柱は頷き星之宮は、ゆいたちに優しく問い掛けた。
しかし……
クリス「それはお母様たちもご一緒なのですか?」
星之宮「んーと……坂柳さんたちは今から授業始まっちゃうし…ここで一旦、お別れかな?」
ちか「えー!それじゃ、ほかのみんながかわいそうだよーママ!ねーさなちゃん?」
さな「ちか、いまはいうとおりにしないとダメだ。そうじゃないと、おとうさんたちにめいわくがかかるんだぞ?」
ゆい「でも、わたしはママとパパがいっしょじゃなきゃヤダ〜!」
あおい「ママとパパがいっしょじゃないといみないもんねー?」
まき「ママたちのそばをはなれたくなーい!」
はるき「わたしもきよぽんパパといっしょがいいな〜♪」
あかり「わ、わたしもおとうさんたちとはなれたくないです…」
みく「とうさんとかあさんがいっしょじゃなきゃ、あたしはうごかないぞー!」
恵たちの脚にぴったりと密着して離れたくないとごねるゆいたち……そんな事言ってる場合じゃないんだがな…。
ゆいたちは今、目の前に置かれ
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