春休み最後は全員集合するようだ。
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/////♪』
ブツッ……ツー……ツー……ツー……ツー……
有栖が電話を切った後、俺は暫く放心していた……何故俺は条件反射のように参加するって言ったんだろうなぁ…
いや、もしかすると……俺の春休みはこうなる運命だったのかもなー…とそんな風に自分が遠い目になったのを感じた。
こうして俺の最後の休みも呆気なく埋まってしまったのだった。
AM10:30
俺は今、有栖に指定されたカラオケ店に向かっている。約束した時間は11時。待ち合わせ場所に向かうのは少し早いかもしれないが、相手は有栖たちだし丁度良いかもしれない。
有栖たちを待たすのは流石に悪いからな……と言っても今日何人来るかは全く知らないが…。
とにかく、今日はもう腹を括ろう。本当はゆっくりしたかった気持ちはあるが……それは全部今、忘れよう。
さぁ、もうすぐ待ち合わせのカラオケ店が見え……ん?あれは……
櫛田『お〜い!清隆くーん♪こっちこっち〜!』
堀北『遅い。女性を待たせるなんて相変わらずね、清隆くん?』
軽井沢『ほんとそれ!男なんだから女の子より早くに来てないとダメでしょ、清隆?』
椎名『お二人とも。清隆くんは待ち合わせ時間にきちんと間に合ってますよ?あまり、厳しい事は言わないであげて下さい。』
伊吹『はぁー……なんであたしがこんなとこに…』
佐藤『清隆くんが来た……嬉しい//////♪』
松下『良かったね〜佐藤さん。』
長谷部『きよぽんが最後なんて珍しいね〜?待ち合わせ場所に一番に来てるのに。ねぇー愛里?』
佐倉『う、うん……でも待つのも悪くないかも…//////』
坂柳『ふふ♪お待ちしてましたわ、清隆くん//////♪』
神室『はぁー……ねむっ。』
星之宮『あらあら〜?漸く主役の登場ね♪先生も来てくれて嬉しいわ〜♪』
一之瀬『清隆くーん!おはよう〜♪』
茶柱『……』
目に飛び込んで来たのはカラオケ店の前で待つ女性陣。
桔梗や帆波たちに名前を呼ばれて思わず、急いで女性陣の元に向かった。
綾小路「遅れてすまない。もしかして俺は時間を間違えたのか?」
一之瀬「ううん、間違ってないよ?時間通りどころかむしろ早いくらいだよ?謝らないで、清隆くん!」
椎名「そうですよ。清隆くんが遅いわけじゃありませんので安心して下さい。」
俺は直ぐ様、謝った(主に恵と鈴音に向かって)その後、帆波たちに時間の確認をした。どうやら話しを聞く限り俺が間違えた訳では無いようで安心した。
しかし……俺以外の全員がとっくに集まっているとは考えもしなかった。
全員俺を待っていた(?)と思うと少し心苦しいな…
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