春休み最後は全員集合するようだ。
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まぁ、それはいいです。ところで清隆くん♪明日何かご予定はありますか?』
急に俺の明日の予定を聞いてくる有栖……何だかとても嫌な予感がするんだが…俺のここまでの経験上その予感は的中する気がして止まない。
適当に用事があるって言うか?しかし、あれこれ詳細を聞かれたら困る。誰かに誘われた時の断る対処をを全く考えていない。
それに仮に用事があると嘘を言ったところで電話の相手は有栖だ。すんなり引き下がる訳がない。
もう覚悟を決めよう……うん。
綾小路「あー……いや、特に予定は…無いな。」
坂柳『そうですか!それは良かったです♪では清隆くんも参加すると皆さんに伝えておきますね♪それではごきげんよ…』
綾小路「いや、待て待て有栖。」
坂柳『おや?どうかされましたか、清隆くん?もしかして……私が電話を切るのが名残惜しいのですか?嬉しいです//////♪」
電話越しの有栖は明らかに俺で遊んでいる。
俺が電話を引き止めるのは当たり前だろ……
何しろ俺の知らないところで勝手に話しを進められてるのだから。
綾小路「そうじゃない。皆さんに伝えるってどういう事だ?ちゃんと説明してくれ。」
坂柳『ふふ♪焦ってますね、清隆くん。焦らすのも楽しいですが……今、ご説明しますね♪』
綾小路「……頼む。」
坂柳『皆さんと言うのは、一之瀬さんたちの事です♪その皆さんで明日カラオケに参ろうという話しになりましたので清隆くんをお誘いした次第です。』
有栖が電話してきた本当の理由は俺をカラオケに誘う話しだったようだ。
だが、俺は参加するとは一言も言ってないのにも関わらず電話切ろうとしたところを鑑みれば……俺は強制的に参加させようとしてるようだ。
綾小路「俺は参加するとは言ってないんだが……」
坂柳『何もご予定が無いのでしたら清隆くんには是非とも来て頂きたい所存です♪皆さんも清隆くんが来るのを楽しみにしておりますし♪」
綾小路「いや、だがな…」
坂柳『清隆くんが来ないってなってしまったら皆さんきっと悲しまれますわ……来て頂けますよね?』
綾小路「……」
有栖からあまり聞き覚えのない猫なで声を出しながら俺に問い掛けてきた。
甘えれば、何でも俺が首肯くと思ってるのだろうか?
残念だが……今回の俺は意志が固い。明日はゆっくりすると決めたんだ。絶対断…
坂柳『清隆くん……ダメですか?』
綾小路「……参加します。」
坂柳『ふふ♪本当ですか?嬉しいです♪では、明日の11時に前回皆さんで行ったカラオケ店に現地集合ということで♪』
綾小路「……はい。」
坂柳『それでは明日楽しみにしてますね♪お休みなさい、清隆くん/
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