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綾小路くんがハーレムを構築する話
知的で計算高い美少女が襲来 俺の部屋編
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しが引く番なんだからぼけっとしてないでカード引かせてよ!」

綾小路「あ、あぁ、悪い。……つい恵の事を見入ってしまっていた。」

軽井沢「へぁ////////////!?」

綾小路「ん?……急に変な声出してどうしたんだ?」

軽井沢「べ、べべ、別になんでもないし?そんな揺さぶりとかあたしには効かないんだからね//////!!!」

綾小路「いや、別に揺さぶりのつもりで言ったわけじゃないんだが?純粋に恵の事を感心していただけで…」

軽井沢「あうぅ……//////分かったからそれ以上もう何も言わないでぇ…//////」

綾小路「?」


恵は電話の時同様、可笑しな声を出した。そして、先程の落ち着きが嘘のように急に狼狽え始めた。


急にどうしたんだ?


それから何故か俺と目を合わせなくなり、カードを引く時も俯いたままカードを引くようになった。


それはいいとして…


綾小路「……あの、二人とも俺の顔に何かついてるか?」

坂柳 椎名「「いいえ、別に♪」」

俺と恵を注視していた有栖たちに尋ねてみたら、二人はハモるように言った。

息ピッタリなのが恐い……

坂柳「ただ……軽井沢さんにはよりいっそう、負けたくなくなりました♪」

椎名「私もです。」

綾小路「……なんでだ?」

坂柳「貴方は解らなくてもいいのです。さ、早く私のカードを引いて下さいな♪」


有栖の微笑みに嫌な予感がしたので、俺はそれ以上何も聞かなかった。


そして、勝負はこの後一瞬で決着がついた。


勝者は勿論……


坂柳「……勝負アリですね♪」

椎名「ババ抜き楽しかったです♪」

軽井沢「うぅ……」

結果は恵の負けでババ抜きは終了した。抜けた順番は有栖、俺、ひよりの順。

ちなみにjokerは俺が持っていた。必然的に恵がjokerを引く確率は高かったとは言え惜しかったな。

恵は途中まで良い感じだっただけに……

坂柳「さて、お次は何のゲームにします?」

綾小路「……まだやるのか?」

坂柳「あら?別に種目は1つと言ってはいませんよ?それにこのババ抜きだけで競うのは他のお二方が些か不憫です。」

軽井沢「次は絶対負けないんだから!清隆の揺さぶりだって……もう効かないから//////!」

椎名「私も次は1抜けします!」

坂柳「ふふ♪いいでしょう、受けてたちます♪次は神経衰弱で勝負です♪」

軽井沢 椎名「「負けない(ません)!!」」

綾小路「あぁ、頑張れ……」

俺は3人の気迫についていけず、気付けばエールを贈っていた。

俺だけがこの流れについていけなかった為、そう言うことを口にしたんだと思う……

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