知的で計算高い美少女が襲来 俺の部屋編
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ゴく嫌な予感がするんだけどー…?
扉が開いてそこに居たのは…
???『おや?随分と珍しい組み合わせでいらっしゃいますね?おはようございます軽井沢さん、椎名さん?』
格式の高いお嬢様のような服装を着こなしてあたしたちに微笑みかけてきた女の子。
敵に回すと一番厄介な……坂柳さんだった。
軽井沢「お、おはよう坂柳さん。」
椎名「おはようございます、坂柳さん。」
坂柳「お二人とも何処かお出かけですか?」
流石に坂柳さんにまで気取られる訳には行かないわね……
余計な事は絶対言わないようにしないと!
坂柳さんはエレベーターに乗り込むとあたしたちを観察するように見てきた。
軽井沢「まぁ、そんな感じかなー…あはは。」
椎名「はい。ちょっとした所用です。」
坂柳「なるほど……あなた方も彼の部屋に行くんですね?」
軽井沢「!!!」
椎名「……」
坂柳さんはエスパーなの?何でちょっとしか喋ってないのに分かんのよ!
そんなにあたし表情に出てた!?
坂柳「ふふ♪何故解ったのか知りたいですか?」
椎名「……いえ、別に。少し考えれば解る事ですから。」
坂柳「それもそうですね♪」
いや、ごめん。あたしにはさっぱり理解出来ないんだけど?椎名さんが清隆の部屋に行くっていうのはあたしでも何となく想像できたけど……
あたしが清隆の部屋に行くっていう考えはそう簡単に浮かばないと思うんだけど…二人はどうして解ったの?
あーもう!分かんない!
椎名「……坂柳さんは清隆くんに何のご用で訪ねるのですか?」
坂柳「ふふ♪別に大した理由ではないです♪ふと、彼の顔を見たくなったので訪ねて見ようと思っただけです//////♪」
軽井沢「へ、へぇー…」
椎名「……そうですか。」
その言葉を最後にエレベーター内に沈黙が流れる。
この感じは……女特有の嫌な空気だ。
それが流れると、そこらの女子よりも迫力があって……あたし的にキツい…。
チン……!
嫌な沈黙の均衡を破ったのはエレベーターの到着音だった。
二人は扉が開くと同時に降りる……何故なら清隆の部屋のある階だから。
坂柳「おや?軽井沢さんは降りないのですか?扉閉まっちゃいますよ?」
椎名「軽井沢さんも清隆くんの部屋にご用があるんですよね?早く行きましょう?」
軽井沢「あーもう!!!分かったわよ!」
あたしは観念するように降りて、二人より先を歩いた。
せっかくの二人っきりの予定だったのにーーー!!!
もうー!さいあくよ!!!
ピンポーン♪
あたしは半分ヤケになりながら、清隆の部屋のインターホンを力強く鳴ら
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