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綾小路くんがハーレムを構築する話
元気系明るい美少女との約束 ボウリング編
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見せびらかして自慢する予定だったのに)」

一之瀬「さんせーい!確か、この裏から通れば近いよ?」


二人は裏通りに入る案を出してくれた。俺の意見を呑んでくれて助かる。これで、少なくとも誰かに会うことは避けれる。


この状況を見られたら時の言い訳は事前に用意出来てるが……


帆波たちと腕を組んでる状態を誰かに見られたら大変だ……早く裏通りに…


???『あれ〜きよぽんじゃん?なーんで一之瀬さんたちと居るのかなぁ?』


裏通りに入ろうとした瞬間、後ろから声を掛けられた。


この愛称で呼ぶのは一人しか居ない。


一之瀬「あ!長谷部さん。おはよう♪」

櫛田「長谷部さん、おはよー♪」

長谷部「おはよー♪きょーちゃん、一之瀬さん、そして……きーよぽん?」

綾小路「おはよう……ございます。」

波瑠加は帆波たちに笑顔で挨拶していたが
……俺に向ける笑顔は引きつってるように見えた。

しかし、こんなところを波瑠加に見られるとは…

一之瀬「今日は佐倉さんと一緒じゃないの?」

櫛田「あ、確かに!」

長谷部「うん。今日は一人でブラッとうろつこうかなって思ってねー……きよぽんたちはどっか行くの?」

帆波たちと一緒にいるところを見られたとは言え、別にやましい事は1つもない。

ここはしっかりと事実を伝えておいた方が良さそうだ。

綾小路「今からボウリングに行こうと思ってな。」

長谷部「ふーん……その状態で?」

波瑠加は俺にジト目を向けてそう言った。

その状態……つまり、帆波たちと腕組んでる状態で行くのか?って事だろう。

どう答えるか……結局二人の上目遣いには敵いませんでしたなんて言い訳効かない気が…

一之瀬「長谷部さんも良かったら一緒にボウリング行かない?皆で行った方が楽しいし!」

長谷部「へっ?いや、でも…」

櫛田「せっかくだから一緒に行こうよ、長谷部さん!」

流石は空気を読める二人だ。

俺が返事に困ってるのを見兼ねて助け舟を出してくれるのは有り難い。

二人に誘われた波瑠加が出した結論は…

長谷部「んー……それじゃ、お言葉に甘えてお邪魔しちゃおっかな?私も交ざってもいーい、きよぽん?」

綾小路「勿論だ。」

意外にも波瑠加も一緒に行く事に決まった。

波瑠加が俺たちのグループ以外の誰かと行動するの初めて見る気がする。

櫛田「決まりだね♪じゃ、行こ行こ♪」

一之瀬「にゃはは♪早く行こ♪」

綾小路「……そうだな。」

長谷部「むー……」


二人は俺の腕を組んだまま歩く。波瑠加が現れてから腕を組む力が強くなったのは気のせいだろうか?ダイレクトに柔らかい感触が……
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