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綾小路くんがハーレムを構築する話
短編
ツンデレでクールな美少女との遭遇 喫茶店編
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えーと……つまり、俺がどっちがうまいか審査しろってことだよな?


それって俺にはメリットが全くなくないか?だって……どっちを選んでもどちらか一方から文句が入るに決まってる。


綾小路「審査するんだったら真澄の方が適任だろ?俺じゃなくても…」

堀北「なに?私が一口あげると言うのにそれを断るつもり?」

伊吹「同じ女からの意見じゃ意味ないし。早く食べて!」

神室「だってさ…食べ比べてあげたら?」

真澄は興味無さげな顔をしていたが、間違いなく俺が困ってる様子を楽しんでるように見える。

他人事だと思って……どっちを選んでも地獄なんだぞ?

こうなりゃ腹を括るか…俺は二人から向けられたフォークを順番に食べた。


堀北 伊吹「「……//////」」


そんなにじっと覗き込まれると困るんだが…まぁいい。


それぞれ食べさせて頂いて率直に思った自分の感想は……どっちも普通にうまい。


どっちかを選ぶのは結構難しい。それくらいうまい。真澄に貰ったのも、うまかったし……ここは…


綾小路「えーと……どっちも甲乙つけ難いくらいうまいぞ?」

堀北「なによそれ?はっきりしないわね……男の癖に//////!」

伊吹「ふん……この優柔不断男//////!」


二人からは結局厳しい言葉を投げ掛けられたが……それ以上何も言わずにパンケーキを食べ進めていた。心なしか顔が赤い気がしたが多分気のせいだろう。


良かった……これが正解だったようだ。


仮にどっちか片方を選んでたら大変なことになってたかもしれない。助かったと思いながらすっかり冷めたコーヒーを喉に流し込んだ。


店員『ありがとうございましたー♪』


綾小路「ふぅー…」

神室 堀北 伊吹「「「………」」」

無事に揉め事もなくカフェから出れた開放感から俺は心の底から安堵した。

普通、カフェってちょっとした休憩する場所の筈なんだがな……

堀北「せっかくの休日だったのに余計に疲れたわ……」

伊吹「同感。なんで休日に限ってあんたたちと出逢う確率高いのよ…はぁー」


疲れたって……こっちのセリフはなんだがな…全く。


しかし、まぁ、このメンツでカフェに来るなんて機会は2度と来ないだろうから…ある意味良い経験したかもな。


精神も鍛えられたし……2年に進級するに向けて心構えが新たに出来た気がする。


伊吹「ちょっと!なんであんたらまでついてくるわけ?」

堀北「帰り道が一緒だからに決まってるでしょ?それより同じ歩幅で歩かないでくれる?」

伊吹「はぁ?あんたがあたしの真似してんでしょ?」

堀北「それはあなたでしょ、伊吹さん。私はあなたよ
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