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綾小路くんがハーレムを構築する話
短編
ツンデレでクールな美少女との遭遇 喫茶店編
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んのよ?しかも堀北鈴音もいるし……最悪。」

堀北「随分な言い草ね、伊吹さん?私もあなたの相手はとても面倒だから会いたくなかったわ。」

伊吹「へぇー……言うじゃない?」

堀北「文句あるの?」

伊吹「文句もなにもあたしもそこだけは同意見だから。」


二人は犬猿の仲に近い間柄なため、互いに牽制しあって一歩も引かない。出会って直ぐこれだ……逆に凄い。


真澄はそれを察知したのか、鈴音との距離を取った。やはり真澄は観察眼が鋭い。


と言うよりこのメンツ凄く混ぜるな危険な気がしてならないんだが……


神室「……この二人仲悪いの?」

綾小路「悪いどころじゃない……凄く悪い。」

神室「ふーん…あんたいつも振り回されてんの?」

綾小路「そうだな……否定はしない。」

堀北「ちょっと?二人でこそこそしてるとこ悪いけど全部聞こえてるわよ?」

神室「あっそ…そっちはそっちで勝手にやっててくれない?巻き込まれるのはゴメンだから。」


堀北 伊吹「「……」」


うん……叶うならフルスピードでダッシュしてここから離れたい。


恵たちがこういう空気を纏ってるのは良く見るが、他人と関わるのが好きじゃないドライな性格の鈴音たちがこうなると凄い恐い。


誰かこのムードを変えてくれ…


店員『大変お待たせしました〜♪えーと…4名様ですか?』


そう願っていたらカフェの店員が話し掛けてきた。良く見ると行列はとっくにハケており、並んでるのは俺たちだけになっていた。


神室 堀北 伊吹「「「は?4名?」」」

綾小路「あ、はい…」

店員『4名様ですね?では、こちらにどうぞ…』

伊吹「ちょっと!あたしはこんな奴らと一緒に来てない。一人で入りたいんだけど?」

店員は俺たちを案内しようとしたが、黙っていなかったのは伊吹だった。

神室はともかく俺と鈴音が一緒だと嫌なのは本当だろうから当然だ。

店員『た、大変申し訳ありません。お一人様のお席はもう埋まっておりましてご案内出来るお席はテーブル席のみとなっていまして…」

伊吹「うっ……」

あれだけの行列だったから席が埋まるのは必然だ。

一人で来てる女性は結構いたからな。

堀北「そんなに嫌ならあなたは帰ればいいんじゃないかしら?」

伊吹「なんであんたに物言われなきゃいけないわけ?黙ってなさいよ!」

堀北「…なんですって?」

神室「てか、何でこいつらも同伴なのよ…」


店員『えーと…』


店員さんはどうすればいいのか、オドオドしはじめた。

俺も接客する側だったら堪えられないだような…。

しかし、これ以上店員さんに迷惑かけるわけにはい
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