清隆くんのお宅訪問 伊吹編
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さん目覚めたのね〜。ここは保健室よ?」
伊吹「保健室……どうしてあたしがここに…」
まだ寝ぼけてるせいかあたしは聴かれた事を素直に言い返した。
ちょっと頭がボンヤリしてて……あまり今の状況を呑み込めてないわね…これ。
星之宮「それは綾小……んん!と、とにかく!今、身体拭くもの用意するわね〜♪」
伊吹「あの……」
先生はあたしが質問する前にカーテンを閉めて準備し始めた。今のって……確かBクラスの担任よね?呑んだくれでいい加減なイメージが強いんだけど…保健の先生もやってたんだ。
今の時間は3時半過ぎ……ってことはもう放課後じゃない!?
この時間まで、眠りこけるなんて……いくら熱があったとしても不覚だ。
星之宮「はぁーい、お待たせ〜♪それじゃ、汗拭くから上脱いでくれる?」
伊吹「……」
突然カーテンが開き、そう催促された。あたしも流石に汗かいたままは嫌だったから、これも素直に聞くことにした。
上だけ脱いで、渡されたタオルで自分で拭いた。
星之宮「あらぁ〜よく鍛えてあるわね〜伊吹さん。引き締まってて魅力的よ〜♪」
伊吹「あの……自分で拭けるんだけど…」
星之宮「いいから、いいから!伊吹さんは安静にしてなきゃ♪」
伊吹「……」
背中の方は星之宮が拭いてきた。大きなお世話だったけど、面倒なので何も抵抗しなかった。冷たいタオルのお陰か、落ち着いて来たので頭の中で記憶を整理した。
確か……昼休みは屋上に居て…
その後あいつに会って……それで…
あれ…………?
ちょっと待って………それならどうしてあたしはここで寝てたんだ?
え……………?ってことは……
あたしをここに連れてきたのって……いや、間違いなくあいつしか考えられない状況だったわけで……いや、考えたくないけど…
コンコン…
伊吹「!!!」
星之宮「はぁーい♪……伊吹さん悪いけど、ちょっと待っててね?」
あたしが頭の中で色々考えていたら、ノックが鳴って驚いた。星之宮はあたしにそう告げてカーテンを閉めた。
ある程度、汗を拭いてから制服を着た。あたしはその後、倒れこむようにしてベッドに寝込み、額に手を当てた。
あー……最悪だ。
自分だけに迷惑が掛かるならまだしも、他人に迷惑を掛けるなんて……
星之宮「伊吹さん!お友だちがお見舞いにきたわよ〜?」
は?友だち?
あたしは一応、起き上がってカーテンを開けた。
そこに居たのは……
椎名「伊吹さん、体調の方は大丈夫ですか?クラスの代表でお見舞いに来ましたよ♪」
伊吹「椎名……」
椎名「こ
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