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綾小路くんがハーレムを構築する話
清隆くんのお宅訪問 伊吹編
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ましても逃げられるよう、扉の前に移動した。

星之宮は伊吹の症状を手際よく確認しながら俺に質問してきた。

正直に話したとして一体何に利用されるか解らないな……今は言葉を濁しとくのが良さそうだな…。

綾小路「伊吹はそういうのを嫌うと思うので、俺の口から言うのは止めときます。」

星之宮「残念ね〜♪で・も・随分と伊吹さんのことを理解してるみたいね?」

綾小路「……」

星之宮「うふふ♪伊吹さんの処置は、しっかりやっておくから安心してね?綾小路くんは教室に戻って授業を受けて来なさい。」

真剣な表情で伊吹の処置をしている様子を見ると後は任せても大丈夫そうだ。

普段とは偉い違いで俺は驚いた。ギャップってやつだな。伊達にこの学校で教師をやってないってことかもな。

後は教室に戻るだけだが…

綾小路「解ってます……星之宮先生に1つだけお願いがあるんですが、いいですか?」

星之宮「なぁに?言っておきますが……エッチなお願いはダメよ〜?先生と生徒でそんなことは〜…きゃー♪」

一瞬でもこの人を見直した俺が馬鹿だった……

いや、これが平常運転だな。この人の場合。

綾小路「俺が伊吹をここまで運んできたことは伏せておいて貰えませんか?」

星之宮「あら?どうして?」

綾小路「簡単に言えば、俺は伊吹に善く思われてないからです。俺がここまで運んできたのを知ったら、伊吹は嫌な気持ちになると思うので…」

星之宮「そうなの?私にはそんな風に思わないけどな〜♪」

あんたは俺たちの今までの事情を知らないから言えるだけだろ……

適当な事をあまり言わないで貰いたいんだが…

綾小路「とにかく、そう言うことでお願いします。」

星之宮「事情はよく知らないけど……分かったわ。」

綾小路「……ありがとうございます。」

本当にこの人に頼んで大丈夫なのか……一抹の不安を抱えたが、今は授業に戻った方が良さそうだ。

伊吹はともかく、授業をサボるわけにはいかない。

俺は保健室から出ようとしたら…

星之宮「あ!待って、綾小路くん。放課後、伊吹さんの荷物を持ってきてくれる人に声かけておいてくれる?この調子だと、午後の授業は厳しいと思うから。」

綾小路「分かりました……それでは失礼します。」

星之宮「お願いね〜♪」

俺は笑顔を振り撒く星之宮を無視して保健室を出た。

伊吹の荷物持ってくれそうなクラスメイトか……伊吹が仲良さそうな女子はひよりくらいか?ひよりなら絶対の安心感があるし、後で連絡しておくか。

俺は授業に遅れた言い訳も考えながら、教室に戻った。


放課後の保健室。

伊吹「んー……ん?あたし、いつの間に寝て…」

星之宮「あら?伊吹
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