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綾小路くんがハーレムを構築する話
清隆くんのお宅訪問 伊吹編
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辺りに連絡をして駆けつけて貰うか?いや、それだと屋上まで来るのに時間が掛かるか……

綾小路「そうなると……選択肢は1つしかないか…」

その選択とは……俺が伊吹を保健室に運ぶということだ。

まぁ、それ自体俺は別に問題はない。女子一人保健室に運ぶくらいの膂力はあるつもりだ。

ただ……連れて行く途中で伊吹が目を覚ました場合どうなる?面倒な事になるのは間違いない。それに伊吹のプライドが許さないだろう…

伊吹「………」

綾小路「いや…そんな事考えてる場合では無いか。……頼むから今は目を開けないでくれ、伊吹。」

















保健室。


コンコン…


綾小路「……失礼します。急患がいるので処置をお願いしたいんですが…」

星之宮「はぁーい、こちらにどうぞ〜……ってあら〜♪これはどういう事なのかな〜綾小路くん?一之瀬さんたちだけでは飽きたらず、今度は伊吹さんにまで毒牙にかけるの?この女たらし〜♪」

綾小路「そういう冗談は止めて頂きたいんですが…」

保健室に居たのは俺の苦手な星之宮だ。

Bクラスの担任を担当してるが、普段は保健医だったな。こんな人が保健医で大丈夫なのか……この学校。

星之宮「だぁって〜予鈴はとっくに鳴ってるのに〜保健室に女の子を連れ込んで来るなんて〜先生感心しちゃうわ♪」

綾小路「この非常事態でよくそんな事言えますね…」

星之宮「あら〜それは皮肉かしら?先生泣いちゃいそ♪それはともかく、伊吹さんをこっちのベッドに寝かせて貰えるかな?」

綾小路「……解りました。」


若干この人のペースに巻き込まれた事にうんざりしつつ、伊吹を丁重にベッドに寝かせた。


もう分かってると思うが、俺は伊吹を運ぶ決断をした。病人を寒空の下に放っておくわけにもいかなかったし、一刻を争う状態だったしな。


俺は伊吹を俗に言う『お姫様抱っこ』の形で保健室まで運んできた。無人島試験の時に熱で倒れた鈴音の事を思い出したなー……あの時も緊急事態だったが…


俺は、伊吹の事を考えて極力人目につかないよう出来るだけ遠回りしてここまで連れてきた。そのお陰で予鈴はとっくに過ぎてしまった。まぁ、それが結果的に功を奏して誰とも逢わないで済んだからこちらとしては助かったが。


星之宮「あらら〜……随分熱があるみたいね〜?この様子だと朝から調子悪かったんじゃないかな〜伊吹さん。」

綾小路「そうですか…俺は伊吹と同じクラスじゃないので、詳しくは知りませんが…」

星之宮「でも、綾小路くんは伊吹さんを抱えてここに来た。……一体どうして?その経緯を先生知りたいな〜♪」

俺は伊吹をベッドに寝かせた後、伊吹が目を覚
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