清隆くんのお宅訪問 伊吹編
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な事言ってんのよ?」
もし、クラスの女子連中が噂してる事が先日の映画館での出来事だったとしたら綾小路か堀北がバラした事になる。
あの事は秘密だって言ったっていうのに……あいつら絶対ただじゃおかない!!!
しかもクラスの連中にまでそれが行き渡ってるなんて……見つけたら八つ裂きにして…
椎名「伊吹さんたちを見かけたのは山下さんと藪さんたちみたいですよ?」
藪「ご、ごめんなさい、伊吹さん…」
山下「この前の休みに藪さんとホラー映画観に行った時、Cクラスの綾小路くんと一緒に居たのが見えたから珍しくない?って皆に話しちゃって…」
あたしが大きな声で言ったもんだからクラスの女子連中は驚いていた。そのあと山下と藪の二人があたしの席に来て弁明し始めた。
てことは、綾小路たちが吹聴したんじゃないのね……危なくあたしの早とちりであいつらに喧嘩吹っ掛けるとこだった。
良く良く考えてみればあいつらがそんな事するタマじゃないわね。堀北鈴音も綾小路も他人にペラペラ話すタイプじゃないし…
しかし、同じクラスの奴にあいつと一緒に居た所を見られるなんて…
伊吹「なるほど……そういうことね…」
椎名「ということは事実なんですね?」
伊吹「まぁ…一緒に居たのは事実よ。」
あたしがうんざりしながらそう言い放ったら、クラスの女子連中が目を輝かした。
女のこういうノリってほんとうざい……あたしも女だけど。
伊吹「はぁ……言っとくけど、あれは綾小路と偶然映画館で会って、隣同士になっただけだから。他に何か質問は?」
あたしは立ち上がって、囃し立てる女子共に向かって威圧的に言い放った。あたしの言った一言で女子連中は興味を無くしたようにあたしから目を逸らした。
ふん……ほんと勝手な連中だ。でも、ようやく腰を落ち着けられる。
と思ったその時……
山下「でもさ、私たちあの時見ちゃったんだよね〜。あの伊吹さんが綾小路くんと仲良さそうに腕組んでるところを…」
伊吹「………………は?」
Dクラスの女子たち『『『『『えー!』』』』』
山下のとんでもない爆弾発言によってそれは阻まれた……瞬時にあたしはクラスの女子に囲まれてしまった…
女子1「なにそれなにそれ〜♪一体どういうことなの、伊吹さん!」
女子2「綾小路くんと腕組んでたなんて…本当なのー?」
女子3「あの伊吹さんが男の子と一緒に居ただけでも驚愕なのに!腕組んでたなんて……うそでしょー!?」
女子4「ちょっと羨ましいかも…///」
女子5「綾小路くんと伊吹さんが……きゃー!」
山下の言った一言で女子連中はあたしの席に集まるようにし
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