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綾小路くんがハーレムを構築する話
清隆くんのお宅訪問 伊吹編
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いつもしかして……話しを聞いてたんじゃ…

椎名「今、帰って来たところですよ?きちんとお買い物してきましたよ♪」

伊吹「……あ、そう。ここはあんたの部屋でも何でもないけどね。」

椎名「そんな冷たいこと言わないで下さい。おいしいお粥を作りますから♪」

買い物袋をこれ見よがしに見せつけてくる椎名にイラっときたが、話しを聞かれていたわけじゃなかったことに安堵した。

綾小路「じゃあ、俺は……ひよりも来たし帰るとする。」

椎名「帰るなんて言わないで清隆くんも伊吹さんを看病しましょうよ♪」

伊吹「い、いいから//////!早く帰りなさいよ!じゃあね、綾小路//////!!!さっき言った言葉は最初で最後だから。」

綾小路「あ、あぁ……分かってる。じゃあ、お大事に。ひよりもまたな?」

椎名「仕方ないですね……分かりました。その代わり私が風邪引いたら看病お願いじすね、清隆くん?」

綾小路「……分かった。それじゃあな。」


バタン……


椎名「それでは、私はお粥作りに専念するので伊吹さんはどうぞ寝てて下さい!キッチンお借りします。」

伊吹「はいはい……」


綾小路が帰り、キッチンに向かった椎名も寝室から出てようやくあたしはひと息ついた。


ふぅー……災難続きの1日で疲れた……占いもバカに出来ないかも…。


ただ、あいつが相手だったからまだ良かったかも……って、変な意味じゃないから//////!!!


あたしは良く分かんなくなって布団を一気に頭にかぶった。今、こうなってるのは熱のせいだから……きっとそうだ。


あたしはそう思い込んで無理矢理目をつぶって寝た。夜に目覚めた時にはすっかり熱も下がって元気になったんだけど……椎名は結局、あたしの部屋に泊まった。余談だが椎名が作ったお粥はスゴく美味しかった。

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