清隆くんのお宅訪問 堀北編
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「それよ、それ//////!今すぐ忘れなさい//////。」
綾小路「分かった……忘れる。この事は誰にも言わない。それでいいか?」
堀北「良くないわ……貴方にはこれからの事もあるし、固く口止めしておく必要がある。」
綾小路「そんなことしなくても別に俺は吹聴したりしないんだが……」
堀北「念には念をってやつね。今から私の部屋に来て。」
綾小路「いや……待て。何でそういう話しになるんだ?」
堀北「私にとって大事なことなの。……来てくれるわよね?」
綾小路「……分かりました。」
彼は私の威圧感に根負けしたのか……渋々といった感じで了承し、再びエレベーターに乗った。
こうして彼を私の部屋に引き留めることに成功した。
私の部屋。
ガチャっ……
堀北「どうぞ、入って。」
綾小路「……お邪魔します。」
彼は部屋に入る前に辺りを確認してから、恐る恐る入ってきた。
いつも通り、自分の靴を揃えていた。
思い返せば、彼を部屋に呼ぶのは初めてではない。几帳面な彼の性格は良く知ってた。
堀北「清隆くん、そこに座ってて。今から用意するから。」
綾小路「……何を用意するんですか?」
堀北「夕食。食べてって貰おうと思って。」
綾小路「いや……遠慮しとく。」
堀北「私の手料理が食べれないってわけ?理由を知りたいのだけど?」
綾小路「鈴音の手料理が嫌なわけではないが……何か裏がありそうで怖いんだが…」
堀北「勘違いしないでほしいのはこれはただの取り引きよ。貴方が周りに吹聴しないように私の手料理で口封じというわけ。異論は?」
綾小路「……ありません。」
堀北「よろしい。夕食が出来るまでそこで寛いでなさい、分かった、清隆くん?」
綾小路「……はい。」
私は清隆くんにそう言ってから、エプロンを着けてキッチンに行った。
冷蔵庫を見ると幸い食材はたくさんあった。これなら何でも作れそうね。彼は何が好きなのかしら?嫌いなものは……って何でこんなに尽くしてるのよ、私//////!
これは取り引きなのよ?そう……ただそれだけ。いつもみたいに簡単なもので済ませましょう。
1時間後……。
堀北「お待たせ、清隆くん。」
綾小路「凄いな……これ。1時間でこんなに作ったのか?手際いいんだな。」
堀北「お褒めの言葉ありがとう、清隆くん。でも、これくらい私には容易いことよ?」
私は作った料理を次々にテーブルに置いていった。
結局……手の込んだ料理を作ってしまった//////。こ、これは深い意味はないわ!
野菜や具材は新鮮な状態で使いたかっただけ、それだけよ/////
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