清隆くんのお宅訪問 佐藤編
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私が落ち着くまで、待っていた二人がやんわりと聞いてきた。
私に対して二人は気を遣って傷つけないように言ってるのが伝わる。
だからこそ……私は素直に今の自分の気持ちを言おうと思った。
佐藤「……正直まだ完全には立ち直れてはないと思う。……でもさ、簡単には諦められないんだよね。こんなに好きになった男の子初めてだったからさ。だからさ…相談乗ってくれないかな?」
私は朝からずっとウジウジ悩んでたけど、
やっと決心がついた。
そうだよ……初めて好きになった男の子なんだもん。やっぱ、簡単には諦められないよ!
私は二人に向かって頭を下げながら言った。
松下「そっか……佐藤さんの気持ちはよーく分かったよ!私たちが力になるよ〜だから顔を上げて!」
篠原「そうそう!今更畏まらなくてもいいじゃん!友達なんだから。」
佐藤「!!!。あ、ありがとう二人ともー///」
私は感極まって二人にダイブするような形で抱き締めた。
二人も驚きながらも私のことをしっかり抱き締め返してくれて嬉しかった。
松下「もう〜お礼を言うのはまだ早いよ、佐藤さん!」
篠原「さてと、まずはどうするか考えないとね!」
佐藤「う、うん!そ、そうだね。」
篠原「でもさー……こういう場合どうしたらいいんだろ?」
松下「うーん……確かに。綾小路くんっていま付き合ってる人は居ないよね?」
佐藤「……居ないと思う。ただ、それも時間の問題な気がするんだよね…」
篠原「え!誰か綾小路くん狙ってるの?」
松下「いやいや……その次元じゃないよ、篠原さん。今、綾小路くんの株が急上昇してるの知ってるっしょ?」
篠原「あー!あの動画のことね。確かにクラスの皆も綾小路くんのこと歌上手いとか言ってたもんね……私は別に興味無かったけど。」
松下「えーそう?私はびっくりしたよ?普段の綾小路くんから想像出来ないからさ。ギャップってやつ?」
篠原さんの言う通り、清隆くんがカラオケで歌っている動画が学年の女の子たちに広まって今や一気に人気が高まっちゃったんだよね…
私も動画を即保存して今も時々……いや、かなり頻繁に聴いてるのは仕方ないよね//////?
カッコいいし//////
松下「あ、そっかぁ……篠原さんは池くんに夢中だもんね〜♪?興味無くても仕方ないかー。」
篠原「ちょっと、松下さん!な、なんで池が出てくるのよ//////アイツとはまだそういうんじゃ……」
松下「はいはい、分かった分かった♪」
篠原「もう〜//////。それより今は佐藤さんの話しでしょ!」
篠原さんは池くんの話しになって焦っていた……
私から見てもお似合いだと思うか
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