清隆くんのお宅訪問 長谷部編
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3月初旬の朝。
ブー……ブー……ブー……ブー……ブー…ポチっ。
長谷部「あー……もう〜うるさいなぁ〜!あと5分くらい寝かせてよねー。」
半分切れ気味になりながら、スマホのアラームを止めて、渋々私は起きた。
ふわぁ〜……眠い。私は欠伸をしながら、洗面所へ向かった。
まぁ、昨日は愛里と夜遅くまで、電話してたし……仕方ないか。
昨日の愛里が嬉しそうに話していたし、上手くいったみたいで何より!
ふぅーとりあえず……良かった良かった。
まぁ、愛里の話しによると……勉強教えてくれて分かりやすかったよ〜とか、また勉強教えて貰う約束取り付けられたよ〜っていう内容で、何ともほんわかした気分になったけど。
私的には愛里がこの期に乗じてグイグイアタックして、距離縮めて欲しかったんだけどねー……せっかく二人きりだったわけだし。
まぁ、何はともあれ今回はあの引っ込み思案の愛里にしては頑張ったよね!
私は愛里を労いつつ、寝ぐせのついた髪を整えた。
そして……
長谷部「私はどうしよっかなぁ……」
いつのまにか私は独り言のようにつぶやいていた……それもそうだよね。
今日は私の番だしね〜。
んーでも、私さー……正直今日の事なーんも考えていなかったんだよね〜……あはは♪
だってだって!しょうがなくない?昨日は愛里に協力するので精一杯だったし……あ!だからといって愛里のせいってわけじゃ全然ないんだけど!
長谷部「きよぽんと二人で過ごせる日ねぇ……?グループでほとんど毎日一緒にいるしー何か今更な気がするしなぁ…」
私は普段あんまり考え事しない方なんだけど……改めてきよぽんの事を考えてみる。
最初のきよぽんの印象は影薄くて地味目って感じの男の子だったなぁ〜きよぽんには悪いけど♪
ペーパーシャッフルの試験の前に初めてきよぽんと話した時は『綾小路くんって喋るんだ?』って失礼なこと言っちゃったし……
それでも私たちのために勉強会開いてくれたのは素直に嬉しかったし、あのメンツなら楽しめそうだったから半ば強引にグループを作った。愛里が入るときはちょっと意地悪しちゃったけど♪
それから、きよぽんをリーダーにしたグループで一緒に居て結構経つけど……
長谷部「きよぽんってよく分からないよね〜……」
だってあの堀北さんと入学した頃から仲良いっていうか頼りにされてるっぽいし〜…後は各クラスのリーダーで有名人の坂柳さんや一之瀬さんといつのまにか知り合いだったみたいだし〜……
あれれ?こうやって考えてみると……きよぽんの交友関係女の子ばっかじゃない?
む〜プレイボーイめ……
まぁ、確かにきよぽん
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