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綾小路くんがハーレムを構築する話
清隆くんのお宅訪問 長谷部編
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参考書が必要だからと足早に帰ってしまった。


私ときよぽんと愛里だけでもどっか行こうと思ったけど(私はきよぽんを観察したかったので)今日の愛里では身が持たないため、断念することにした。


きよぽんにも今日は集まらないことを伝えたら『分かった。』と言って去っていった。


私と愛里はさっきまでケヤキモールで一緒にブラブラしてたんだけど……私は砂糖を切らしていたのを思い出して、ケヤキモールのスーパーに寄ってから帰ると愛里に伝えた。


でも、愛里は優しいから『波瑠加ちゃん、私も手伝おうか?』って言ってくれたけど、流石にそれは悪いから大丈夫と伝えて先に帰ってもらった。


これが今の状況。


長谷部「まぁ、本当はきよぽんだけでも連れて色々探りたかったけど……まぁ、しょうがないっか。」

それに私たちはきよぽんといつでもグループで一緒いられるしー……

あれ?なんでこんなにきよぽんの事考えてんだろ、私//////

いやいや……これは気のせいだね、うん。

私はすぐに頭を切り替えて買い物に集中した。

長谷部「さてと、砂糖は籠に入れたし後は……駄菓子だね〜♪これは欠かせない!」


私は駄菓子コーナーで自分の好きなお菓子を大量に籠に入れて、レジに向かった。


やっぱ、この学校の最大の魅力はなんと言っても寮の上にお金に困らないことだよね〜♪


しかも、一人だから何したって文句は言われないし、何より自由!これは最高だよね、うん。


私は浮かれ気分で歩いていたら、ここで思いもよらぬ人物と遭遇した……



『ん?波瑠加?』



ビクッ……。


この声は……まさか…


長谷部「!!!。き、きよぽん?」


私は声のした方をゆっくりと振り向くとそこには……きよぽんがいた。


綾小路「こんなところで会うなんて、奇偶だな。」

長谷部「あはは。ほんとだね〜きよぽんも買い物?」

綾小路「あぁ、俺はコーヒーを切らしてたから買いに来たんだ。」

きよぽんはコーヒーの素を数種類持っていた。

長谷部「そうなんだ。きよぽんいつもこの時間に買い物とかしてるん?」

綾小路「いや、今日は偶々だ。さっきまでカフェで本を読んでいたからな。その帰りで寄っただけだ。」

長谷部「ふーん、そうなんだ。」

きよぽん一人でカフェにいたのかな?だったら、やっぱ誘えば良かったかなー……いや、今日の愛里の様子では体がいくつあっても耐えられないな、うん。

綾小路「そういう波瑠加も買い物か?」

長谷部「え?あ、えっとーうん、まぁねーあはは……」

綾小路「?」


まずい……この状況は非常にまずい。


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