清隆くんのお宅訪問 佐倉編
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3月初旬の朝。
佐倉「はわわわ……つ、つ、ついにこの日が来ちゃったよ〜//////」
朝から私は落ち着かない気分でいた。それは緊張のような興奮のような感じ……
それもそのはず。今日は私の番!
清隆くんと過ごせる1日になる予定……になるから……意気込みはバッチリ……のはずなんだけど……
佐倉「うぅ……ほ、ほんとに上手くいくかなぁ?私なんかのお願い聞いてくれるかなぁ……」
私は一瞬でいつものネガティブ思考に戻ってしまった……
さっきまでの意気込みはどこにいっちゃったんだろう……
うわぁ〜ん//////やっぱり不安だよぉ……波瑠加ちゃんー//////
昨日の夜。
〜♪〜♪〜♪
ビクッ……
私はお風呂から上がって髪を拭いていた時に電話が来た。
一体誰かなぁ……私の電話番号を知ってる人は自分で言うのも何だけど数える程度しかいない。
前に星之宮先生から電話来たときは知らない番号だったから出るのが怖かったなぁー……
怖いけど、とにかく今は電話に出て確認してみよう。もしかして……清隆くんかも//////
佐倉「もしもし……」
???『お!やっほー愛里♪やっと出たね〜もしかして忙しかった?』
この声は……
佐倉「波瑠加ちゃん!全然大丈夫だよーどうしたの?」
私の一番の友達の波瑠加ちゃんからだった。
いつも学校で一緒だけど……こうやって夜に電話越しで話せるのも嬉しいなぁ♪
長谷部『いやいや〜ちょっと明日の事でね〜♪』
佐倉「……明日?」
何か重要なことあったっけ……?
あ……!!!。
長谷部『やっぱり……愛里の事だから、クジ引いた瞬間に緊張して今のいままで忘れてたでしょ?』
佐倉「うぅ……どうしよう〜//////」
長谷部『もう〜愛里は可愛いな〜♪……ゴホン。まぁ、その事で電話したってわけ。何か作戦とか考えてた?』
佐倉「そ、そんなぁ〜急に作戦って言われても……もう私の番が来たって思うと緊張でそれどころじゃ……」
長谷部『気をしっかり持たなきゃダメだよ、愛里!これを期に他の皆もきよぽんにアピールしてるかもしれないんだから!』
波瑠加ちゃんは語気を強めて私に言った。
佐倉「それはそうだけど……でも……」
波瑠加ちゃんは私の事を心配して電話をしてくれたのかも……
後は私が弱気になってるだろうと思って渇を入れに来てくれたのかな?
私にここまでガツンと言ってくれる女の子は波瑠加ちゃんだけだからスゴく有り難い。
でも……自分で清隆くんを誘う算段や作戦なんて私にはとてもとても
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