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綾小路くんがハーレムを構築する話
清隆くんのお宅訪問 佐倉編
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よ……いつも私は清隆くんに助けられてばかりだし……」

むしろ私は迷惑ばっか掛けてるのに……

綾小路「そんな事ない。愛里が上手く波瑠加達に仲介してくれているから、俺はこのグループで上手くやれている。」

佐倉「そ、それは波瑠加ちゃん達が優しくしてくれてるから……」

綾小路「それでも、愛里が居なかったら俺だけではこのグループを上手く纏めていたか分からなかったからな。」

佐倉「清隆くんなら心配なさそうだったけどなぁ……」

綾小路「あのな……波瑠加達は俺みたいな奴をグループのリーダーに勧めるやつだぞ?」


清隆くんはうんざりしてるような感じで言った。


未だにグループのリーダーになっている事が納得していないようだった。


清隆くんは分かっていないんだろうなぁ……


波瑠加ちゃんたちはきっと……清隆くんがグループの中心に居るから安心出来るっていうか……このグループの安定を保ってるんだって思っているだろうな……。


だって……清隆くんはグループの誰よりも周りをよく観ているし…優しいから//////


佐倉「ふふ♪」

綾小路「ん?何か可笑しな事言ったか?」

佐倉「ううん♪別に何でもないよ!清隆くん……こんな私でも役に立ってる?」

綾小路「あぁ、勿論だ。」


清隆くんは自信を持って言っているように見えた。


私としては、清隆くんを助けた実感は無いんだけど……


清隆くんが優しくそう言ってくれたから、何だか自信が持てた//////


佐倉「清隆くん……ありがとう//////♪」

綾小路「あぁ。……そろそろ時間も遅いから、俺は帰る。」

佐倉「え?う、うん……そうだね。」


清隆くんは帰り支度を手早く済ませてから、玄関の方に向かう。


私も、清隆くんを見送るために玄関に向かった。


はぁっー……もう帰っちゃうのかー……


清隆くんと二人きりで勉強をするのはとっても緊張したけど……//////楽しかったなぁ……//////♪


私が少し名残惜しい気持ちになっている間に清隆くんは靴を履き終えていた。


綾小路「じゃあな、愛里。戸締りしっかりな。」

佐倉「あ、清隆くん!ま、待って…」

綾小路「ん?どうした?」


清隆くんはドアを開けて出ていこうとしたところで、止まった。


それもそのはず……私が清隆くんの袖を掴んで引き留めたから……//////


はわわわ……どうして、清隆くんを引き留めちゃったの〜//////


確かにまだ帰って欲しくないけど……じゃなくて〜//////


とにかく、何か話さないと!


佐倉「えっとね……//////」

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