暁 〜小説投稿サイト〜
綾小路くんがハーレムを構築する話
清隆くんのお宅訪問 神室編
[3/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話



神室「……分かったわよ。」

反論できるわけでもないし、大人しくコイツの言うことに従うしかなかった。

坂柳「ふふ♪では、ゆっくり学校に参りましょう♪」


私が拒否しない事を最初から分かっていたように微笑みながら、坂柳は愛用の杖をついて私の前を歩き始めた。


そして、私も二人分くらいの距離を置いて坂柳の隣を歩く。


急に話しって何なのよ……ほんっと分からない。


一体何のつもりよ……。


はぁーめんどく……


坂柳「今、真澄さんはこの状況を面倒くさい……って思ってますよね?」

神室「………」

坂柳「ふふ♪顔に出てますよ?貴女はいつも口数が少ない分、表情に出やすいですから。」

あんたには何でもお見通しって訳ね……分かっていたけど。

だったら……

神室「私の事分かっているなら……どうして引き止めたわけ?」

坂柳「あら?先ほど言ったじゃないですか。貴女とお話しがあるって♪」

神室「……それなら別に後でもいいでしょ?今じゃなきゃいけないこと?」

坂柳「ふふ♪今、周りに誰もいないこの状況だからこそ話せる事もあるんですよ?それに…そんなに急かさないで下さい♪」


私に話したい事があるなら、さっさと言えばいいじゃない?


こっちの様子を伺いながら、コイツはただただ微笑みながら杖をついて歩く……


あーもう何なのよ……ムカつく。


神室「あっそ……」

坂柳「あらあら?……ふふ♪これ以上からかうと真澄さんが怒ってしまいそうですし……お遊びはここまでにして話しますね。」

こっちの表情を察してか坂柳は話す気になったらしい。

まぁ、もう色々限界だったし実際イラついてるのは事実だから、話してくれる気になったのなら楽だからいいけど……

神室「……あんたから折れるなんて珍しいわね?」

坂柳「ふふ♪そうですか?」

神室「まぁ、何でもいいけど……話しってなに?」

坂柳「ふふ♪話しというのは他でもありません……清隆くんの事です♪」


ピタッ……っと私はつい足を止めてしまった。


もしかして……坂柳がしたい話しって…


神室「……は、はぁっ//////?な、なんで急にアイツが出てくんのよ!」

坂柳「あらあら?思った通りの反応ですね♪真澄さん?」

神室「……どういう意味?」

坂柳「ふふ♪まぁ、貴女の反応もそれはそれで面白いからいいですけど♪……確か今日でしたよね?」

神室「……なにが?」

坂柳「ふふ♪真澄さんとぼけるのも大概にした方がいいですよ?貴女はクジでは6番目……と言うことは順番的に清隆くんと過ごせる日が今日という事です♪」

神室「まぁ、確かに
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ