清隆くんのお宅訪問 神室編
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…
神室「……分かったわよ。」
反論できるわけでもないし、大人しくコイツの言うことに従うしかなかった。
坂柳「ふふ♪では、ゆっくり学校に参りましょう♪」
私が拒否しない事を最初から分かっていたように微笑みながら、坂柳は愛用の杖をついて私の前を歩き始めた。
そして、私も二人分くらいの距離を置いて坂柳の隣を歩く。
急に話しって何なのよ……ほんっと分からない。
一体何のつもりよ……。
はぁーめんどく……
坂柳「今、真澄さんはこの状況を面倒くさい……って思ってますよね?」
神室「………」
坂柳「ふふ♪顔に出てますよ?貴女はいつも口数が少ない分、表情に出やすいですから。」
あんたには何でもお見通しって訳ね……分かっていたけど。
だったら……
神室「私の事分かっているなら……どうして引き止めたわけ?」
坂柳「あら?先ほど言ったじゃないですか。貴女とお話しがあるって♪」
神室「……それなら別に後でもいいでしょ?今じゃなきゃいけないこと?」
坂柳「ふふ♪今、周りに誰もいないこの状況だからこそ話せる事もあるんですよ?それに…そんなに急かさないで下さい♪」
私に話したい事があるなら、さっさと言えばいいじゃない?
こっちの様子を伺いながら、コイツはただただ微笑みながら杖をついて歩く……
あーもう何なのよ……ムカつく。
神室「あっそ……」
坂柳「あらあら?……ふふ♪これ以上からかうと真澄さんが怒ってしまいそうですし……お遊びはここまでにして話しますね。」
こっちの表情を察してか坂柳は話す気になったらしい。
まぁ、もう色々限界だったし実際イラついてるのは事実だから、話してくれる気になったのなら楽だからいいけど……
神室「……あんたから折れるなんて珍しいわね?」
坂柳「ふふ♪そうですか?」
神室「まぁ、何でもいいけど……話しってなに?」
坂柳「ふふ♪話しというのは他でもありません……清隆くんの事です♪」
ピタッ……っと私はつい足を止めてしまった。
もしかして……坂柳がしたい話しって…
神室「……は、はぁっ//////?な、なんで急にアイツが出てくんのよ!」
坂柳「あらあら?思った通りの反応ですね♪真澄さん?」
神室「……どういう意味?」
坂柳「ふふ♪まぁ、貴女の反応もそれはそれで面白いからいいですけど♪……確か今日でしたよね?」
神室「……なにが?」
坂柳「ふふ♪真澄さんとぼけるのも大概にした方がいいですよ?貴女はクジでは6番目……と言うことは順番的に清隆くんと過ごせる日が今日という事です♪」
神室「まぁ、確かに
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