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綾小路くんがハーレムを構築する話
清隆くんのお宅訪問 神室編
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いていて、日付や場所まで覚えていて、勘の鋭い注意深いやつだなって思ったけど……


私にはどうしても、坂柳が気にするほどのそんな凄いやつにはみえないけどね……


何であの男の事を思い浮かべるのかというと……


今日が私の番だからだろう。


神室「まぁ、そんなに悪い奴では無いと思うけどね……それに容姿もそんな悪くないし歌も上手いし……って何で私は綾小路の事褒めてんのよ//////!!!」


私は寝癖の付いた髪を整えながら叫んでしまった……


はぁー……朝から何でこんな事考えるんだろ?


いつもこんな余計な事考えないのに……


まぁ、仮に……今日綾小路と過ごせたとしても……いや、別にそんな気はさらさら無いけど//////!!!本当だから!!!


元より私はあんな奴と、どうにかなる気はこれっぽっちもないんだし!!!


どのみち、私には関係ない話しだ。


私は無駄な事を考えるのを止めて、さっさと制服に着替えて部屋を出た。



AM7:35



私はエレベーターを降りて一階のロビーに着いた。そこにはもう坂柳がいた。


早すぎでしょ……ったく。


坂柳「ごきげんよう真澄さん♪待ってましたよ。」

神室「はいはい……悪かったわね。朝は苦手何だから仕方ないでしょ。」

坂柳「ふふ♪そうでしたね。忘れていました♪」

忘れてた……なんてよく言うわよ。

これも一種の嫌がらせ?

はぁ……めんどくさい。

神室「あっそ……さっさとカバン渡して。」

坂柳「いつもすみませんね♪」

そんなこと微塵も思ってないくせに…と思いながら坂柳のカバンを持った。

神室「…それじゃ、私は先に行ってるから。」


一々あんたのスピードに合わせて歩くのも疲れるし……


私はそう伝えて坂柳に背を向けて歩こうとしたら……


坂柳「ちょっと待って下さい、真澄さん。」

急に坂柳が腕を引っ張って止めてきたから危なくこけそうになった……

神室「ちょっ……危ないでしょ!急に引っ張って来たら!こけたらどうするつもり?」

坂柳「ふふ♪すみません……ですが、真澄さんの身体能力なら心配ないかと。」

神室「………」

坂柳「そんなに怒らないで下さい、真澄さん。今日は少し貴女にお話しがあるので、一緒に登校しませんか?」


いつもと同じように微笑みながら、こちらに言ってきた。


こういう笑顔を向けるとき、大体こいつは何か裏がある……


でも仮に裏が有ろうが無かろうが私には拒否権は無い。


それを分かった上でこいつは笑顔を向けながら、私の答えを待っている。


無論、私の答えは1つ…
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