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綾小路くんがハーレムを構築する話
清隆くんのお宅訪問 椎名編
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で悩んでいたら後ろから…


王 美雨「あれ……ひよりちゃん?こんな所で立ち止まってどうしたの?」

椎名「……みーちゃん?」

私に声を掛けて来たのは混合合宿で同じグループになって仲良くなった王美雨さん……もとい、みーちゃんでした。

みーちゃん「あ、ごめんね!急に声を掛けちゃって……迷惑だったよね?」

椎名「いえいえ、そんなことありませんよ、みーちゃん。とても嬉しいですよ♪」

みーちゃん「そっかぁ〜良かった!それで一体どうしたの?」

椎名「それはですね……」

私は思わず口をつぐんでしまいました。

どうしましょう……

ここは思い切ってみーちゃんに聞いて……

みーちゃん「あ!もしかして……綾小路くん探してるの?」

椎名「!!!。あ、えっと……はい//////」

みーちゃん「それだったら、綾小路くん図書室に入ったの見たよ!」

椎名「……図書室ですか?」

みーちゃん「うん!私さっきまで図書室で本を借りに行ったから。」

みーちゃんは図書室で借りた本を持っていました。

椎名「そうだったんですね……。それでは図書室に向かってみますね。みーちゃん、ありがとうございます。」

みーちゃん「うん!それじゃ、またねーひよりちゃん!」

私にそれだけ伝えた後、みーちゃんは自分のクラスに入っていきました。

それにしても……

どうして、みーちゃんは分かったのでしょうか……?

みーちゃんはスゴいですね!

……それはともかく、みーちゃんのお陰で清隆くんの所在が分かったことですし♪

私も向かうとしましょう。早く行かないとすれ違いになってしまうかもですし……

私は図書室に向かうためにいつもより早く歩くことにしました。



図書室。




椎名「ここはやっぱり落ち着きますね……。」


私はほぼ毎日通っていると言っても過言ではない図書室に着きました。


やはり、沢山の本に囲まれるのは至上の幸福ですね♪


椎名「あら……?私としたことがいつもの癖でつい、ミステリーコーナーの前に…」

私は清隆くんを探そうとしていたつもりがいつの間にかミステリー小説のあるコーナーに足を運んでいました。

椎名「…………」

……ちょっとだけ見ていってもいいですよね?

それに目の前に面白そうな本があったら手に取ってしまうのは仕方ないことですし……。

椎名「また、微妙に取りづらい場所に本がありますね……」


私が気になる本は私の身長だと届きそうで届かないような場所に置いてありました。


どうしていつも私の気になる本は高いところにあるんでしょうか……?


図書委員さんにはすこしお灸が必要で
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