236 不眠で突き進む
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野が草の石を出して巨大な木の根を出して大水を吸収した。そして雷の石の能力が発動された。放電されさらに水がある影響で電撃が強くなる。下から焦げに対する悲鳴が聞こえた。
「あいつらか!」
石松、綱五郎は刀を振るい、大政は槍を発した。巨大な風の刃が放たれる。そして山脈の谷に一群の集団を確認する。
「攻めて来たのはあいつらだ!」
大野は確信した。
「それじゃ、降りるよ!」
かよ子は羽根を降下させ、接近戦で望む。
「やい、お前らだな!さっき俺達を襲ったのは!」
「ほう、こっちから来てくれるとはな。貴様ら、杖を取り返しに行くのか。だが、この私、アルフレートがここで片付けさせて頂く!」
「アルフレート・・・!?」
「その小娘が杖の所有者か。生憎だが、杖は取り返せぬ。ここで領域を侵した罰を受けて貰うぞ!皆の者、地を爆破せよ!」
アルフレートの兵達が地面を爆破させる。土埃のみではない、別の物質がかよ子達を襲う。
「な、岩漿だ!羽根から降りてはならぬ!」
「無理矢理降ろしてやるさ!かかれ!」
アルフレートは兵に槍を投げるように命じた。槍は金剛石のように無数にかよ子の羽根の結界を襲う。だが、それでも結界は金剛石の槍を弾き、岩漿もかよ子達に浴びせる事はなかった。
「馬鹿じゃのお〜。この結界は何も通さないのじゃ!ハハハハハ!!」
友蔵は呑気に笑っていた。しかし、一本の槍が結界を貫通した。
「え?な、何い〜!!」
友蔵は顔が真っ青になった。
「この結界が破られるのも時間の問題だ。結界の中から総攻撃するぞ!」
「う、うん!」
かよ子も杖がないのを理由に怠けられなかった。己の武装の能力を可能な限り出し尽くし、結界を強化させた。金剛石の槍を弾く。
「よし、皆の衆、行くぞ!」
次郎長が刀を振るう。岩漿を吹き飛ばしてアルフレートの兵に当たらせた。しかし、敵の兵も対抗策を施していた。盾を装備して防御される。さらにかよ子達の方へまた撥ね返した。
「くそう!」
ブー太郎は水の石で波を出して何とか岩漿を消した。しかし、アルフレートの軍が次の攻撃を始めていた。電撃を放っていたのだった。
「ブ、ブヒョー!」
「ブー太郎!!」
ブー太郎は感電しそうになったが、かよ子の武装の能力が働いた。ブー太郎へのダメージは回避されたのだった。
「あの小娘か。杖がなければ異能の能力しか使えん・・・。一部の者、あの小娘を狙え!!」
「了解!」
一部の兵が何処からか大砲を用意してかよ子のいる方向へ向けて砲撃した。
「わ、私の所に!?」
かよ子は回避を試みる。羽根の結界とかよ子の武装の能力で何とか防御した。しかし、爆発の振動で羽根が大きく揺れる。
「わ、わあ!!」
かよ子
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